■大切な住まいの劣化を知ろう。
今回のお宅は、揖斐郡池田町で瓦の割れた劣化と、外壁の剥がれによる劣化、軒天の雨漏りによる劣化が酷い状況です。普段、屋根の上を見ることは中々ないですよね。だからこそ、どれくらい劣化しているのかがわからないなんてお客様多いのではないでしょうか。写真を見ながら、ご説明していきます。
■粘土瓦(日本瓦)の劣化状況。
こちらの瓦は、粘土瓦(日本瓦)で、表面に釉薬を高温で塗り付けてある釉薬瓦というものになります。もう一つは、釉薬を塗らずそのままで焼く、素焼き瓦です。釉薬の役目は、装飾と防水の役目を持ちますが、素焼き瓦と同様の耐久年数になります。
80年代の粘土瓦は、職人によって焼きが甘いものが多く、ムラがありました。その分劣化も早いです。現在は、丁寧に焼かれているため、その心配はなくなりました。
粘土瓦(日本瓦)の素晴らしさ
①耐久性が高い。
②強度が強い。
■瓦の劣化。
こちらは、漆喰が剥がれてきてしまっています。
漆喰の役目は、雨水の侵入を防ぐ防水効果があります。
また、瓦同士を繋ぎ合わせる役割も持っています。
漆喰が傷むと、瓦がずれて雨漏りの原因にもなります。
そうなると、補修が必要になります。
こちらは、瓦が劣化してしまっています。
瓦に細かいヒビが入ってしまい、美観も美しくないですね。
ヒビが酷くなると、雨漏れの原因になります。
早急に対処が必要です。
こちらは、瓦が割れてしまっています。
ここまで割れてしまうと、雨水が屋根の中に侵入してきてしまい、
雨漏れの原因にもなります。
屋根の意味をなさなくなってしまっています。
■折板屋根の劣化状況。
こちらの屋根は、角波折板というものになります。重ねタイプ(フレームの上に取りつけたボルトに、2枚の金属屋根材を重ねて取付、ナットで締める工法)という施工方法になっており、断面の強度に優れているという特徴があります。
大体15年ほどで、ボルトの赤サビや孔あきなどの劣化のサインが見られます。
こうなると、リフォームが必要になります。
こちらは、ボルトの赤サビが目立ちます。錆びることにより、ボルトが取れてしまう可能性があり、台風などで屋根が飛んでしまうこともあります。また、雨漏りの原因にもなります。
こちらも、ボルト部分のサビが目立ちます。重ねタイプで施工していると、強風にはとても強いですが、屋根に穴をあけているので防水効果は少し低くなります。
■サイディング壁の劣化状況。
こちらの壁は、サイディング壁です。セメント質と繊維湿を主な原料として造られている壁材となります。板状になっているため、シーリングボードをシーリング材ではめていき、施工されているものになります。
日々、紫外線や雨風にさらされている外壁は常に劣化していきます。色んな症状の劣化がありますが、どんな劣化でも早期に発見し、補修やリフォームをすることで、美観を保ち、大切な家を守り抜いてくれます。
■サイディング壁の劣化状況。
こちらは、壁にコケが張り付きはじめています。
コケが生えやすい環境は、湿度が高く、風通しの悪い場所になります。
放っておくと、壁の中に水が浸入してくることも。雨漏れの原因にもなります。
こちらは、壁に穴が空いてしまっています。
これでは壁の役目を果たせず、雨水が家の中に浸入し家全体が腐食し始めます。
こちらは、壁がめくれて塗膜剥離しています。
塗膜がめくれると、防水効果が格段に減少してしまいます。
めくれた部分から、雨水の侵入があり、家が腐食してしまいます。
また窓廻りのシーリング劣化も怖いものです。
シーリングは家の中でも劣化しやすい場所であり、シーリングが割れたり剥がれたりすると、
雨水の侵入の恐れがあります。
記事内に記載されている金額は2020年02月19日時点での費用となります。
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