本日は千葉市稲毛区宮野木町にて屋根塗装工事を行ったお住まいをご紹介したいと思います。台風24号により棟板金が外れてしまい火災保険を利用しての補修をご希望でしたが、築年数による全体的な色褪せも見られる為、近々に塗装メンテナンスもご検討されているようでした。火災保険には屋根補修工事に必要な足場仮設も申請出来ますので、自己負担を抑えての塗装工事も実現できます。タイミングが合えば同時にメンテナンスを行いランニングコストを抑えましょう。
屋根塗装工事を行ったお住まいの無料点検


今回調査にお伺いした目的は棟板金の飛散です。棟板金が落下することで雨漏りを起こしてしまうお住まいは多くはありませんが、防水紙が露出することで劣化が進行してしまいますので破損に気づいた時点で補修を行っていきましょう。棟板金は交換工事で対処することが出来ますので、屋根カバー工法や葺き替え等を行わなくてはならないほど大きなトラブルではありません。しかし塗装工事を行うにしても今後棟板金が外れないように補修・補強を行っていくことが重要です。


固定されている棟板金は釘が若干浮いている程度でしたが、釘浮きが多く見られるようになるほど飛散のリスクが高まります。塗装を行う行わない場合に関わらずあらかじめ釘の打直しやビスの増し打ち補強を行っておかないと、今日のような強風でいきなり外れてしまう事も考えられます。ビスを打ち込んだ際に下地に固定されない場合は貫板が腐食してしまっていますので、飛散箇所同様に棟板金交換工事を行いましょう。
続いてスレート屋根材の状態を見ていきましょう。築10年程度を経過したことで色褪せは見られますので、そろそろ屋根塗装でスレート屋根材の劣化を防いでいく必要があります。
苔や藻の付着は塗膜の劣化サインです

屋根材に苔や藻が発生・付着する原因は塗膜劣化による吸水です。屋根材が吸水・乾燥を繰り返すと浮きや反りを起こし、強風に煽られ割れてしまう危険が高まります。苔や藻は直接屋根材を傷める訳ではありませんが、美観性を損なうだけでなく雨水を滞らせる原因になります。一度浮きや反りを起こしてしまった屋根材は塗装を行っても改善出来ませんので、吸水で劣化してしまう前に塗装で塗膜保護を行いましょう。
屋根外壁材の素地が露出してしまっている場合は要注意!


屋根点検に合わせ窯業系サイディングの経年劣化も確認しました。チョーキング現象は塗膜の劣化サインですが僅かに発生している事が分かります。今すぐに塗装をしなければならない状態ではありませんが、バルコニーのサイディングには塗膜の剥がれも見られます。白く見えている部分が外壁材の素地ですが、雨水を吸い込みやすく劣化しやすくなってしまいますので、外壁塗装もあわせて検討していきましょう。
次回は実際に行った補修・塗装工事の様子をご紹介したいと思います。
記事内に記載されている金額は2019年12月05日時点での費用となります。
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