今回は千葉市稲毛区緑町で行った屋根外壁塗装前点検を例に石綿(アスベスト)が含まれるスレート屋根材の取り扱い方法と、塗装は行えますがあえて塗らない部位をご紹介したいと思います。化粧スレートのメーカー・品番は図面で確認する事が出来ますので、保管されている方はリフォームにお役立てください。
千葉市稲毛区緑町の屋根外壁塗装前点検


調査にお伺いしたのは2017年時点で築15年が経過していた2階建て住宅です。スレート屋根材には色褪せが見られますが汚れや苔・藻の付着はそれほど見られませんでした。建築図面で確認したところ屋根材は松下電工のフルベスト20が使用されていました。松下電工(現パナソニック)が販売されていたスレート屋根材の情報はKMEWのホームページにて、製造期間によって異なる石綿含有率を確認することが出来ますが、石綿(アスベスト)が含まれていると撤去・処分において法規制を受けなければなりませんのであらかじめご注意ください。今回は平成10~15年に製造されたフルベストで5%以下ながら石綿が含まれていますので、屋根材を撤去する際には処分費用が高くなります。しかし石綿が含まれている屋根材は耐久性に優れていますので使用できる限りは屋根塗装、雨漏りを起こしてしまった場合は屋根カバー工法でのリフォームがお奨めです。
石綿スレートに劣化が見られない場合は塗装出来ます


今回は破損もなく屋根材の浮きや反りも確認出来ないため屋根塗装工事が可能です。定期的な塗膜保護により高い耐久性を低下させないように気をつけましょう。
続いてはサイディングの状態確認です。使用されているのは鎧張りや下見張り、ラップサイディングと呼ばれる長い板状のサイディングを重ねながら張りあわせた仕上りで、輸入住宅のような外観から非常に特徴的なお住まいに見られ鮮やかな色との相性もバッチリです。


張り重ねた部分の段差に汚れや苔が付着しやすい為、定期的な塗装メンテナンスの必要性は他のサイディングとも変わりません。継ぎ目が隠れる事から目地シーリング材の補修が少ないのも特徴の1つですので、その分フッ素や無機等の高耐久塗料での塗り替えを検討しても良いかもしれませんね。
最後にお住まいの付帯部であえて塗装を行わない部位をご紹介したいと思います。雨樋はほとんどのお住まいに取り付けられていると思います。もちろん色褪せや汚れの付着も起こる為塗り替えは行いますが、こちらのお住まいでは塗膜の剥がれが見られました。塗膜が剥がれた原因は下地処理(ペーパー掛け)不足が考えられます。外側はお住まいの美観性にも影響しますので必ず目粗しを行い塗膜の密着性を高めなければなりません。
今後問題が起こり得る場所はあえて塗装しません

対して雨樋の内側はまず人目に付く機会が無く美観には影響しませんのであえて塗装を行う必要はありません。またペーパー掛けが難しく画像の様に塗膜が剥がれ、雨樋が詰まる原因にもなります。街の外壁塗装やさんで塗装工事を行う際には高圧洗浄で塗膜剥がれを取り除いて綺麗にし、外側だけ充分な下地処理と塗膜保護を行います。
また今後塗膜の剥がれを起こす可能性がある箇所としてシャッターが挙げられます。もちろん塗装が出来ないということではありませんが、塗装後の作動で表面塗膜が剥がれ美観性を損ねる恐れがあります。シャッターボックス内で塗膜が固まると作動自体に問題が生じますので、今後起こり得るトラブルを踏まえた上で検討しましょう。
屋根外壁塗装工事をご検討中で化粧スレートの状態が気になる、塗装で綺麗に仕上げたい箇所がある等お悩み事がございましたら、お気軽に街の外壁塗装やさんへご相談ください。無料点検の上お住まいに合ったメンテナンス方法をご提案させていただきます。
記事内に記載されている金額は2019年12月05日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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