メンテナンス方法が難しいスレート屋根の点検
スレート屋根点検ではまず全体に破損が無いのか、雨漏りを起こしていないかを確認する必要があります。もし雨漏りを起こしてしまっている場合は屋根塗装では改善できませんので、必然的に屋根カバー工法・葺き替え工事を行わなくてはなりません。スレート屋根には色褪せと苔・カビ・藻の付着が見られますが、際だって問題のあるような場所は見当りません。
しかしこれだけでは点検として不十分です。今度は軒先から見上げるように屋根材の浮きや反りを確認します。薄いスレート屋根材は塗膜が劣化すると吸水・乾燥を繰り返し浮きや反りを起こしてしまいます。この矢印で指している隙間が大きく開いていると強風による捲れや雨水吹き込みによる雨漏りを起こす危険性が高くなってしまいます。問題が無いように見えても必ず様々な視点から状態を確認しなければなりません。
ちなみに屋根材の所々に見える白い部分は、塗膜が劣化したことにより露出してしまった屋根材の素地です。スレート屋根材はセメント質と繊維質を混ぜ加工した屋根材ですので、吸水で傷みやすい傾向にあります。白い部分が見当たらないお住まいもあるかとは思いますが、傷んでいる部分には苔やカビが付着しやすくなりますので、色褪せや汚れの付着が多い場合は塗装メンテナンスを検討しましょう。
屋根材の経年劣化を見る限りは塗装も可能です
築年数を考慮し屋根カバー工法をご提案
しかしこちらのお住まいはご紹介した通り築19年経過してしまっています。雨漏りを防いでいる最大の要になる防水紙の耐用年数は20年前後ですので、塗装後数年で雨漏りを起こす可能性も高くなってしまいます。そこで今回は新規屋根材を上から被せる屋根カバー工法をご提案させていただきました。葺き替えとは違い既存屋根材を撤去する必要がありませんので、トータルコストも抑え工期の短縮も図れます。スレート屋根材の塗装すべきか、屋根材の変更を行うべきかを判断するのは非常に難しい為、必ず屋根材の特徴を把握し最適なメンテナンスを実施できる業者に点検・お見積りを依頼しましょう。街の外壁塗装やさんでは外壁塗装と同時に屋根リフォームもあわせてご提案させていただきますのでご安心ください。
記事内に記載されている金額は2019年12月05日時点での費用となります。
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