まずは全体的な様子から見ていきます。
こちらのお家の屋根はモニエル瓦で出来ていてこの屋根材の耐用年数は２０年から３０年程と言われています。
正式名称は乾式コンクリート瓦です。
全体的にみると色褪せが少しあるかなくらいだったのですが近くで見ると苔やカビの繁殖がわかりました。
塗膜の防水効果が切れてきているのでカビや苔が繁殖します。
すぐに塗装をしなくても致命的な事には繋がらないのですが長期的な放置をすることでどんな箇所でも同じですが屋根材自体に影響を及ぼすのでできる事なら早めの塗装をおススメいたしております。
旧塗膜が劣化することでその中の白の顔料がが手につくチョーキング現象は確認できるのですがさほど酷くはないようです。
ですが起きていないわけでもないですしチョーキング現象は雨水等によって流れ落ちることもあうのでこちらの部分だけを見て劣化が進んでいないという判断をするのは少し早いです。
サッシ廻りのシーリングも劣化しています。
築２３年一度もメンテナンスを行ってこなかったのでこのような状態となっています。
こちらも同じように劣化が進んでいます。
全体的にシーリングの劣化も目立ちます。
サイディングボードを留めているビス部分は弱く破損しやすくなっている箇所で経年劣化によりひび割れが起きていることも少なくないです。
違う場所でビスを留めなおしあまりにヒビ割れが酷い場合はコーキング等で修復してから塗装をさせていただきます。
こちらは破風です。
右端の塗膜が剥離しているのがおわかりいただけると思います。
外壁材がむき出しになっている状態ですので水分をそのまま吸収してしまいます。
長く住むためにも防水性のある塗料を早めに塗装することが先決といえますね！
記事内に記載されている金額は2020年11月30日時点での費用となります。
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