窯業系サイディングの素材は、簡単に言うと紙とセメントを混ぜて固めて製造されており、なにも表面に塗装がされていないと素地が水を吸収してしまうので、工場で製造されたタイミングで塗装がされています。
写真では、壁を手で触ると白い粉のようなものが付着し、先述した最初に工場で塗装された塗膜が紫外線や外気に触れることにより劣化し手に付着します。
この手に壁色の粉が付着する事をチョーキングと呼び、お家の方が塗装工事の目安を見つけるうえで最も簡単にチェックしていただける現象です。
この変形をより分かりやすく見つけるのが、壁を下から見上げる事です。
下から見た時に外壁が真っすぐであればいいのですが、写真のように少し影が濃くなっている箇所は、外壁が変形してしまっています。
変形や割れがさらに進行してしまうと、外壁ごと貼替なければならなくなるので、なるべく傷みが進行するまえのお手入れが望ましいです。
シーリング材はゴムの様な素材で、新築時は当然ですがピタッと引っ付いています。
ただゴムの様な素材なので年数と共に表面が硬化しだんだんと縮み、このように隙間が生じます。
お家の中に水分が入ることは最も避けたいことなので、この隙間を放置することは良くないです。
こちらは窓の上部のシーリング材を撮影しました。
窓の両サイドは目視できますが、サッシの上部は脚立等を立てないとなかなか見えません。
一戸建ての雨漏れの原因はいくつかありますが、このような外壁とサッシの上部の取り合いが起因となる事もあるので、こちらの箇所も隙間が開いていると早い目のお手入れが必要です。
スレートと呼ばれる屋根材で、外壁と同様に表面の塗膜が経年により劣化し、色のムラに見えます。
放置すると瓦が反り返ったり、割れたりする可能性があるので早い目のお手入れががおススメです。
記事内に記載されている金額は2024年04月24日時点での費用となります。
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