こんにちは。
今回は、焼津市のお客様宅で行っているパミール屋根のシルキーGⅡカバー工法の工事をご紹介します。
パミールは築20年前後のお住まいで多く見られる屋根材ですが、経年劣化によって表面が剥がれ、ひび割れや層状にめくれてしまう「ミルフィーユ状の剥離」が起こりやすい屋根材として知られています。
このような状態になると塗装でのメンテナンスは難しく、既存の屋根を撤去せず、その上から新しい屋根材を施工する**「屋根カバー工法」**が最適な方法になります。
今回使用する屋根材は、軽量で耐久性にも優れたシルキーGⅡです。

安全な工事の第一歩!足場組立
まず初日に行うのが足場の組立です。
屋根工事は高所での作業となるため、安全対策は最も重要です。
足場を設置することで職人が安定した姿勢で作業できるようになり、施工品質の向上にもつながります。
また、万が一工具や材料が落下した際の危険防止や、近隣住宅への配慮という意味でも足場は欠かせません。
「足場は作業するためだけ」と思われがちですが、安全・品質・近隣への配慮、この3つを守るための大切な設備なのです。

今回の工事では通常の足場に加え、ステージ足場も設置しました。
ステージ足場とは、屋根材やルーフィング、防水部材などを一時的に置いておくための広い作業スペースです。
シルキーGⅡは軽量とはいえ、一度に多くの材料を屋根へ運ぶ必要があります。
材料を安全に管理できる場所を設けることで、職人の移動距離が短くなり作業効率が向上するだけでなく、屋根への負担や資材落下のリスクも軽減できます。
工事の見えない部分ですが、このような準備が施工品質を大きく左右し

二日目は高圧洗浄を行いました。
高圧洗浄とは、高い水圧で長年蓄積した汚れやコケ、砂ぼこりなどを洗い流す作業です。
「カバー工法なのに洗浄する必要があるの?」というご質問をいただくことがありますが、実は非常に重要な工程です。
屋根に汚れが残っていると、防水シートがしっかり密着しなかったり、施工中にゴミを巻き込んでしまう原因になります。
また、屋根の状態を細かく確認できるため、傷みや雨漏りの原因となる箇所を見逃さずに済みます。
仕上がると見えなくなる部分だからこそ、下地をきれいに整えることが長持ちする屋根につながります。

三日目はタワー式瓦揚げ機を設置しました。
タワー式瓦揚げ機とは、屋根材や防水シートなどを電動で屋根まで運ぶ専用の昇降機です。
人力で何度も材料を運ぶよりも安全性が高く、職人の負担を軽減できるだけでなく、屋根材を傷付けるリスクも少なくなります。
重い材料を安定して運搬できるため、作業効率が向上し、品質の安定した施工につながります。
見た目はシンプルな設備ですが、安全で確実な屋根工事には欠かせない重要な機械です。


屋根材を施工する前に、新しい防水シートである粘着式改質アスファルトルーフィングを全面に施工しました。
ルーフィングとは、屋根材の下に敷く防水シートのことです。
実は、屋根材だけで雨を完全に防いでいるわけではありません。
強風時の雨や万が一屋根材の隙間から水が侵入した場合、このルーフィングが建物内部への浸水を防ぐ最後の防水層となります。
今回採用した粘着式改質アスファルトルーフィングは、裏面が粘着層になっているため、釘穴からの漏水リスクを軽減できる高性能な防水シートです。
さらに、通常のアスファルトルーフィングより耐久性・耐熱性・防水性能に優れており、長期間にわたって建物をしっかり守ってくれます。
屋根材は完成後によく見えますが、本当に重要なのはこのような「見えなくなる下地」です。
だからこそ当社では、一つひとつの工程を丁寧に施工しています。
ここまでで、安全に工事を進めるための足場設置から、高圧洗浄、資材搬入設備の設置、そして防水シート施工までが完了しました。
ここまでの工程は完成するとほとんど見えなくなりますが、屋根を長持ちさせるためには欠かせない大切な作業ばかりです。
次回はいよいよシルキーGⅡ本体の施工へ進みます。
軽量で高耐久な屋根材がどのように仕上がっていくのか、施工の様子を詳しくご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。
記事内に記載されている金額は2026年06月19日時点での費用となります。
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