防水紙は、外壁材や屋根材の下に敷かれたシート状の防水層です。普段目にすることがない位置にありますが、今回は、建物にとって大変重要な役割をしている防水紙について簡単に解説します。
建物の防水は、二段構えになっています。まずは、外壁材や屋根材が雨水が建物内部へ浸入することを防いでいます。これが一次防水です。しかし、外壁の目地や屋根・サッシなどの取り合い部分のシーリングが劣化したり、外壁や屋根自体が破損するなどして雨水の浸入経路が出来てしまった場合、防水紙が最後の砦(とりで)となって雨水の浸入を防いでくれます。これが二次防水です。
外壁の下地材である防水紙は2種類あります。
大変重要な役割をしている防水紙は、外壁用と屋根用それぞれ適した防水紙があります。屋根の防水紙は、ルーフィングシートと呼ばれています。現在、メンテナンス時に使用される防水紙の主流は「改質アスファルトルーフィング
(ゴムアスルーフィング)」です。湿気も雨水も通しません。
※小屋裏に湿気がこもる等の場合は、換気棟や妻側換気とともに軒裏換気を設置することで熱を逃がすことができ、おすすめです。
●モルタル外壁の場合は、経年劣化でひび割れを起こしやすい外壁材のため、高い防水性のある「アスファルトフェルト」が使用されてきました。
●サイディング外壁材では「透湿防水シート」が使用されています。湿気は通し、雨水は通さないという性質です。建設中の建物で見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。防水紙に「透湿防水シート」と記載されていることが多いのでわかりやすいです。
現在は、サイディング外壁の住宅が増えているため、外壁の防水紙といえば「透湿防水シート」となっています。
メンテナンスは・・
サイディング外壁の耐用年数は、40年程といわれています。しかし、「透湿防水シート」のメーカー保証は「10年」がほとんどです。「20年保証」というメーカーの商品も出ています。新築の際は、なかなか指定しない部分かもしれませんね。サイディング外壁材の場合、10年~15年を目安にメンテナンスが必要となってきますが、ほとんどが塗装によるメンテナンスです。目地のシーリング材の補修も定期的に行えていれば、防水紙の心配をするような状態になっていることは少ないでしょう。
しかし、何があるか分かりませんので、ただ塗装をするだけでなく、事前に外壁や屋根の点検をしたうえで、最適なメンテナンスを行われることが大切です。
私たち、街の外壁塗装屋さん(屋根やさん)では、経験豊富なスタッフが点検・お見積りまで無料で承っております。
参考価格
外壁塗装工事(総二階/25坪まで):シリコン塗料で塗り替え 657,800円(税込み)~
足場代・高圧洗浄・付帯部塗装・計3回塗り、最低8年の保証付き
※保証内容は塗料とお住まいの状態により変わります
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記事内に記載されている金額は2022年05月01日時点での費用となります。
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