塩害というと海の近くだけのことと思いがちですが、実は内陸部でも起こります。上のタイトルでもうお分かりだと思いますが、寒冷地・積雪地帯では凍結防止剤や融雪剤が撒かれます。弊社がある地域は比較的温暖といわれていますが、それでも山間部の道路には凍結防止剤が散布されています。これら凍結防止剤や融雪剤の成分が塩化ナトリウムや 塩化カルシウムです。
ご存知の通り、塩分は金属を酸化させる作用があり、その酸化した金属が錆というわけです。塩化ナトリウムは塩そのものですし、 塩化カルシウムも同じようなもので、やはり錆を発生させます。
海から飛来する塩分は海岸から600mまでが非常に多く、4Km内陸にまで達すると言われています。冬の間、頻繁に凍結防止剤や融雪剤が撒かれる地域ではお住まいの金属部に影響がでてもおかしくありません。凍結防止剤や融雪剤が撒かれる道路に面したお住まいの方は金属部をこまめに点検してあげてください。
また、モルタルやコンクリートに対しても凍結防止剤や融雪剤は悪影響を与えることが分かっています。融雪剤の散布によりコンクリート表面の温度が低下し、体積変化が起こり、ヒビが発生。そこに水分が浸透し、凍結してクラックを拡大させ、最終的にはその部分が剥がれてしまいます。AEコンクリート(Air Entrained 気泡入りコンクリート)の登場によってこの問題は解決しましたが、エントランスから玄関までコンクリートが敷設されているお住まいではちょっと心配ですよね。
凍結防止剤や融雪剤が撒かれる地域の方々は冬が終わりましたら、お住まいを隅々まで点検してあげてください。お車の下周りなどもしっかり洗車してあげましょう。
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