梅雨入り間近となりましたが、梅雨とは関係なくゲリラ豪雨だったり、連日雨が続くことがあります。強風を伴う雨や、雨量が多く長い時間ふった場合、
雨漏りでご相談いただく件数が増える傾向があります。雨漏りは屋根からというイメ―ジがありますが、外壁やベランダ等、屋根以外から雨水が浸入していることも多いのです。今回は、外壁から雨漏りが発生した場合について簡単に解説いたします。
雨漏りは、天井やクロスに染みが出来て気づいたり、いきなりポタポタ・じわじわ等、水が出てきて驚いてしまうこともあります。外壁から雨漏りをしているかどうかは、まずは専門家に点検を依頼されることがおすすめです。
外壁からの主な雨漏り原因(箇所)は・・・
●外壁の破損・・何かがぶつかった(人的なものや飛来物など)
●モルタル外壁の
クラック・・太さ3㎜以上のヒビ割れ
●目地等のシーリング材劣化・・ヒビ割れを放置しておくと→剥離→破断→欠落に繋がります
●幕板の劣化・・幕板自体の劣化や、シーリング材の劣化
●水切り板金のサビや劣化・・異素材がぶつかるところ(外壁と屋根の取り合い部分等)
モルタル外壁に多いクラックですが、隙間から雨水が侵入し雨漏りを引き起こす原因となります。太さ3㎜以上でのヒビ割れで中程度の場合は、パテやシーリング材を充填しヒビ割れを補修します。
窯業系
サイディング外壁では、外壁材の目地に施されるシーリングの劣化により雨漏りに繋がることがあります。これまで使用されてきたシーリング材の多くは、耐用年数が5年~7年程で10年未満のものが殆んどでした。外壁塗装のメンテナンスの際には、塗料の性能に合わせ、
高性能・長寿命なシーリングに打ち替えされることをおすすめします。
幕板は外壁の上から取り付けられているため、外壁と段差が出来ます。外壁伝いに流れてくる雨水などが幕板上部に溜まりやすく、腐食など傷みやすく、雨漏りに繋がるケースもあります。幕板部分に使用されているシーリングの劣化も注意が必要です。定期的な点検により、傷んでいる部分の早期発見・早期補修が大切です。
外壁(2階)と下屋根(1階)・庇(ひさし)や基礎部分など、外壁材と異なる部材が垂直に出合う「取り合い」部分からの雨水浸入を防ぎ、正しく排水させるための工夫/施工(雨仕舞)をしています。金属板で出来ている水切り板金は、雨水や湿気等に触れる役割をしているため傷みやすいです。また、基礎部分の水切りは、物がぶつかる等で凹みや破損してしまう場合もあります。破損や傷みを見つけたら、早めの補修が大切です。
記事内に記載されている金額は2022年05月28日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、
屋根塗装、
外壁・屋根塗装、
ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。