サイディング外壁の再塗装は、家の外観を美しく保ち、資産価値を高める効果があります。
しかし、いざ再塗装を検討しようとすると、どの塗料を選べば良いのか、費用はどれくらいかかるのか、注意点はあるのかなど、様々な疑問が浮かび上がってくるのではないでしょうか。
本記事では、サイディングの再塗装におすすめな塗料や注意点を紹介します。
□サイディング再塗装に適した塗料の種類と選び方
1:アクリルトップ
アクリルトップは、安価で発色が良いのが特徴です。
しかし、耐用年数が短く、3~5年程度しか持ちません。
そのため、費用を抑えたい場合は良い選択肢ですが、頻繁な塗り替えが必要になります。
2:ウレタン塗料
ウレタン塗料は、アクリルトップよりも耐久性があり、5~10年程度持ちます。
柔軟性があり、凹凸のあるサイディングにもよく馴染みます。
価格もアクリルトップよりも少し高くなりますが、コストパフォーマンスに優れています。
3:シリコン塗料
シリコン塗料は、耐水性・防汚性に優れ、10~15年程度持ちます。
近年では主流の塗料となっており、サイディング再塗装に最適です。
価格はウレタン塗料よりも高くなりますが、耐久性を考えるとコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
4:フッ素塗料
フッ素塗料は、最高級の塗料で、20年以上の耐久性があります。
耐候性・防汚性に優れ、メンテナンスの手間を大幅に削減できます。
価格は高額ですが、長期的な視点で見ると経済的です。
□サイディング再塗装の注意点
サイディング再塗装には、いくつかの注意点があります。
これらの注意点を理解しておくことで、失敗を防ぎ、理想の仕上がりを実現できます。
1:DIYは避ける
費用を抑えるために、DIYで塗装を検討する方もいるかもしれません。
しかし、サイディング再塗装は専門知識と技術が必要な作業です。
DIYでは塗りムラや塗り残しが発生しやすく、防水効果が低下する可能性があります。
また、足場を組む作業や高所での作業は危険が伴います。
そのため、安全面や仕上がりの品質を考えると、プロに依頼することをおすすめします。
2:弾性塗料は不向き
弾性塗料は、ひび割れに強いという特徴があります。
しかし、サイディング外壁には不向きです。
サイディングは、熱を吸収しやすい素材のため、弾性塗料を塗ると、夏場に塗膜が膨張し、剥がれや膨れの原因となることがあります。
3:塗装済みサイディングボードの再塗装
サイディング外壁の中には、工場で塗装済みで出荷されるものがあります。
この場合、再塗装する前に、メーカーに問い合わせることが重要です。
元の塗装の種類や素材によっては、再塗装ができない場合や、剥がれや膨れの原因となる場合があります。
4:メンテナンスの重要性
サイディング外壁は、塗装後もメンテナンスが必要です。
定期的に水洗いを行い、汚れやホコリを取り除くことで、塗料の劣化を防ぎ、美観を保つことができます。
また、シーリングの劣化もチェックし、必要に応じて交換しましょう。
5:シーリング補修
サイディング外壁は、構造上、目地と呼ばれる継ぎ目があります。
目地には、シーリング材が充填されています。
シーリング材は、塗料よりも早く劣化するため、再塗装の際に一緒に補修することをおすすめします。
シーリングの劣化は、雨漏りや外壁の剥がれにつながる可能性があります。
□まとめ
サイディング外壁の再塗装は、適切な塗料選びと注意点を理解することが重要です。
自分のニーズに合った塗料を選び、プロの業者に依頼することで、美しい外観と耐久性を長く保つことができます。
また、定期的なメンテナンスを行うことで、さらに長持ちさせることができます。
記事内に記載されている金額は2024年09月02日時点での費用となります。
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