こんにちは近藤です。
十人十色と言いますが、住宅の外壁材には様々な種類があります。個人の価値観にもよるでしょうし予算の面からということもあるでしょう。
サイディング、タイル、モルタル塗り、コンクリートの打ち放し等々が主だったものですが、どの外壁材にもついて回るのがひび割れの問題です。良く見ないとわからないような微細なもの(ヘア-クラック)もお客様からのクレームの対象になったりします。また、外壁ではありませんが住宅の基礎の所にもひび割れが目立ちます。この部分は仕上げのモルタルの乾燥収縮によるものですが、見た目にもよくないので最近はコンクリートの基礎の上に弾性系塗料を塗って防いでいます。
さて、前述の住宅外壁材の中で最もひび割れが出やすいのが、基礎と同じ成分のモルタル塗りの壁ですが補修工事としてはクラックをシ-リング材で充填してそれからその表面に塗布してあるのと同じ塗料を塗って目立たなくします。但し、同じものを使用してもどうしても少し色違いは現れます。コンクリート打ち放しの場合も同じように補修しますが、こちらも表面に塗ったモルタルの色とは違いが出てきます。タイル張りは建物の構造自体に影響があるような地震とかは別にして磁器の焼き物なのでタイルそのものにひび割れは生じませんが目地の所に出てきます。目立ちにくく躯体にも殆ど影響はないですが、補修方法としては既存の目地を除去し新しく外壁目地材を塗り込みます。こちらも多少の色違いはやむをえません。最後にサイディングです。窯業系サイディングですので、基本的には外部からの衝撃などがなければクラックは入らないのですが只、経年劣化によってほんの一部にみられることもあります。クラックというのは同じようなものでも人によって気にする、気にならないとありますが、構造上の場合は当然ですが、そうでない場合もお客様に納得して頂けるように対処していくことが使命だと考えております。
記事内に記載されている金額は2018年12月31日時点での費用となります。
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