こんにちは、純二です。
昨今、住宅外壁の塗料の多くはアクリル、シリコンやウレタンなど有機化合物が使用されていますが、これらに対してガラスや鉱石のように紫外線で分解されない物質の「無機」をを主原料にしている無機塗料というものが出て来ています。しかし、ガラスやセラミックだけでは硬くて、乾燥した際に塗膜にヒビが入ったり割れが生じたりするので全く無機質かというとそうではなく、有機化合物との混合塗料という方が正確だと言えます。
無機系塗料の特徴は何と言ってもその耐久性にあります。耐久年数は20年以上というメーカ-の謳い文句は他の追随を許しません。それ以外にも、耐候性、耐汚染性、耐熱、不燃性にも優れているということは、つまり劣化に強く、天候に対しての耐性があり、付着した汚れを雨水で洗い流すことができ、燃えにくい上に延焼を防ぐという優れた特性を持っているということす。こうした性能によって現時点では最高の塗料といえると思います。
その他の次世代型塗料には太陽光線をはじいて外壁、屋根の温度を下げて室内の温度も下げる効果がある「遮熱塗料」というものもあります。さらに「光触媒塗料」という太陽光で汚れを浮かして雨水によって洗い流すことができる塗料も登場してきています。この塗料は、汚れが付きにくいだけでなく、遮熱効果と空気中の汚染物質を分解して空気を浄化する効果もあるエコな塗料です。
これらは、まだまだ価格的に高いので広く普及していくのはこれからだと思いますが、大いに注目される次世代の塗料です。
記事内に記載されている金額は2019年07月15日時点での費用となります。
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