油性塗料のメリット・デメリット
油性塗料はシンナーを用いて希釈するので、その名通り有機溶剤が主成分の塗料です。では、メリット・デメリットをご説明します。
油性塗料メリット
1、艶がいいのが特徴です。水性塗料より粒子が細かいので、つるっとした下地などはとてもいい艶が出ます。あとレべリング(なじみ力)いいので、表面の仕上がり感がいいです。樋や、金物などに油性塗料を使うのはこのためです。水性塗料では、仕上がり感があまりよくないので、付帯部にはあまり使われません。
2、密着力が高いです。有機溶剤ですので、下地を若干溶かす力がありますので、下地を溶かすことにより密着が高まります。
3、水性塗料と比べると同等商品なら耐久性は若干高くなります。
油性塗料デメリット
1、においがします。今主流が弱溶剤塗料ですが(においの少ない油性塗料、油性成分が弱い塗料)広い面積、たとえば外壁などに使用すると家の中にかなりにおいが充満します。
2、シンナーで希釈するのと水性塗料より1缶あたり値段が高いので、価格が上がる。
水性塗料のメリット
1、水が主成分なので希釈が水ででき、においも少ない。
2、1液が多いので扱いやすい。
3、肉厚なので、下地が大突が多い場合や傷んでいる場合は、仕上がり感がよい。
水性塗料デメリット
1、粒子が荒いので樋などの付帯部など表面がつるっとしたものには向かない。
2、洗った刷毛の水などの処分費が割とかかる。
3、水が主成分なので鉄部に塗装すると乾くまでの間に錆を誘発してしまう。
まとめ
油性塗料と水性塗料のメリット・デメリットをおつたえしましたが、両方とも一長一短があります。やはり一番はにおいじゃないかなあと思います。外壁塗装をすると、サッシの隙間、換気扇、エアコンの付け根などにおいはいろんなところからはいっていきます。なので当社は面積の多い外壁は必ず水性塗料をお勧めさせて頂いております。もちはなどは各社塗料メーカーが水性塗料に力入れてますので、そう大差ないと思います。参考にしてみてくださいね。
記事内に記載されている金額は2018年11月29日時点での費用となります。
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