毎日疲れを癒してくれるお風呂タイムですが、浴室には危険がたくさん潜んでいます。入口でつまずいたり、濡れた床で滑ったりと様々な危険がいっぱいあります。浴室内で、起こるヒートショックは、寒い脱衣所や浴室で血管が収縮して血圧が上昇、その状態で温かいお湯につかると、血管が拡張し血圧が急降下します。血圧の急激な変化が心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こします。
◆扉は安全な引戸にする
万が一浴室で倒れたときに、内開き戸では外から開けることが難しくなる場合があります。浴室の扉は引き戸か折れ戸にすると良いです。また浴室と脱衣所の間の格差も無くしておくと良いです。
◆滑りにくい床で転倒を防ぎます
ツルツルしたタイルの床や、水はけの悪い床は滑りやすく、転倒する危険があります。浴室の床は、水はけがよく、濡れても滑りにくいものを選ぶと良いです。
◆出入りしやすい浴槽で転倒を防ぎます
浴槽が高いとまたぐ時にバランスを崩して転倒する危険があります。浴槽は、高さ40~45cm程度とし、浴槽への出入りを補助する手すりを設置すると良いでしょう。
◆温度差を無くしてヒートショックを防ぎます。
ヒートショック対策として有効なのが、浴室や脱衣所を暖かくし、部屋間の温度差を無くす事が大切です。暖房機や床暖房などを設置し、入浴前に浴室や脱衣所を暖かくしておくと良いでしょう。
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