窯業系サイディンが出回る前の外壁はモルタル外壁か金属サイディングでした。
今日は金属サイディングでもトタン下見について説明します。
むかし、農家さんがアパートや家作(または平屋の貸家)でトタン下見という金属サイディングがよく使われてました。
作りは簡単で、トタン板を躯体に釘で止めるだけなのですが
釘が錆び付いていたり、下地の木材が腐ったりしてしまうと強風で飛ばされる可能性もあります。
この写真のように、鉄釘が錆びてトタン下見を腐食し釘穴が広くなり浮いてしまってます。
こうなると釘の役割は果たしてません。
このトタン下見の施工例は草加市金明町の下見部分塗り替え工事でも紹介してます。
釘穴が開けば、今度は雨水が入るので下地の木材どんどん腐りやすくなります。
コーキングで釘穴を修繕したりして、まず雨水の侵入を防ぎましょう。
これだけしたら、無料点検の際無料で応急処置いたします。
浮いてしまってる釘はトンカチで打ち直してトタン下見に効くように打ち直します。
トタン下見が浮いてしまった場合はステンレスの釘で打ち直すのがベストです。
また鉄釘を使ってしまったは意味がないので、錆びることないステンレス釘がいいです。
鉄釘が錆びさせた方がいいというのは昔の話で、木材に直接鉄釘を打ち錆びることによって釘は抜けにくくなります。
ただトタン下見など錆びやすい金属類とは鉄釘は相性が悪いのです。
ぜひステンレス釘の打ち直ししてください。
これからの台風の季節に備えて、覚えてもらいたのが
1屋根の棟板金
2トタン下見の外壁
3古すぎた雨樋
4コーキング劣化
5地震による瓦のズレ
これらは台風時雨漏りや二次災害(トタン剥がれて人や物に当たる)を招きやすいです。
今回はいろいろある中ピックアップして、トタン下見について説明しました。
今後も台風前に気をつけるべきポイントを随時説明していきたいと思います。
記事内に記載されている金額は2019年07月24日時点での費用となります。
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