「破風」「軒裏」の説明
お客様とお話ししてて時々「え?それなんですか?」と聞かれることことが多く
我々業者にとっては「当たり前のことすぎて」説明しにくいことがあります。
その代表格が「破風」
厳密には「破風」「鼻隠し」と分かれてます。
「破風」切妻屋根部分(三角の形した部分)の板のことです。#施工事例参照
この破風部分は風除けでもあるため、当然傷みやすく塗装も剥がれやすいです。
昔では木材で使われてることが多く、ここ最近ではサイディング化粧ボード(塗装済み)が使われてます。
製品としてすでに塗装済みものや、現場塗装のもあります。
ちなみに破風を板金で巻くやり方もあります。
板金>塗装済み>現場塗装の順番で耐久性が違うと思ってください。
木材が使われた破風の塗装されたものはあまり耐久性がなく、塗膜が剥がれやすいです。
木部は伝わるかどうか微妙ですが「息を吸う」と言われ
和室の柱でもそうですか、湿気を持ったり乾燥したりして微妙に伸縮します。
昔は木材しか使わなかったので仕方ありませんが。。。今の建材は木材費が高いのと
サイディングの普及によって使われなくなってます。
「鼻隠し」というのはいわゆる水平部(雨樋がつくところ)です。
「鼻隠し」は「破風」と比べて傷みは少ないのですが、雨樋の中で雨風が舞って「屋根のケラバ」部分が傷みやすいいです。
「ケラバ」というのは屋根の下地材の「合板」が軒先にむき出しになってる部分です。
なので「しっかりリフォームしたい」という方は雨樋を一回外して「ケラバ部分」まで塗り替えるのをお勧めします。
わかりやすく説明したつもりですがお分り頂けましたでしょうか?
「軒裏」とは外壁面から屋根の軒先まで出ている天井部分(で伝わるかな?)
そもそも屋根は雨風を防ぐために外壁面より長く出ていて
その空洞部分を塞いだ部分です。
昔の建物は屋根の下地を化粧と見せてましたが。。。#コラム参照
建材は古くはベニヤ、ケイカル板やサイディング、モルタル多種多様です。
軒裏には換気口がついていて、小屋浦の熱気を入れ替える役目を果たしてます。
想像以上に小屋浦は熱を持ってるので屋根は遮熱性の塗料を選んだ方がいいとは思われます。
「付帯塗装の説明」
「破風」「軒裏」を含む部分を付帯と呼び
お見積もりの際「付帯塗装」と見かけたら破風、軒裏のことだと思ってください。
見積もりの仕方は業者によって違うかもしれませんが
破風は「メーター」軒裏は「平米」で拾います。
破風から軒裏までモルタル(ガン吹き)の場合でしたら全部平米で拾います。
壁と一緒に一色塗装するので当社としてはいくらか値引きしてます。(リクエストあれば色分けします)
サイディングですと、デザインとして破風、軒裏、壁面を色分けなどしなければならない場合があるので一手間かかります。
工法として外壁と一緒にシーラー処理をし、材料によって一回塗り(メーカー指定の場合)、二回塗り(だいたい二回塗りが基本です)します。
傷や穴があればもちろん補修、パテもします。
ベニヤが使われているようなかなり古い造りの建物の場合は張り替えすることがいいのでご了承ください。
説明の仕方が回りくどく分りづらかったらすいません。
これくらい予備知識を持っていれば、お見積もりの判断基準ともなりうるので
色々参考してにしていただけたら幸いです。
記事内に記載されている金額は2019年06月16日時点での費用となります。
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