シーラー、プライマーの違いとは?
下地処理について色々説明しているうちに
シーラー、フィラーの違いを説明はしましたが「プライマー」についてはまだ説明はしてませんでした。
専門用語を使えばこの違いは説明できるのですがお客様に説明する時には
基本、呼称が違うだけでほとんど機能性としては違いはなく
「中塗り、上塗りを塗装面に密着させるための工程」という認識でいいと思います。
ですが、実際プライマーと呼ばれる下地処理材が使われる用途というのは
1金属部分
2コンクリート
3FRPのベランダ床
4コーキング施工時のサイディングの小口
5塩ビが使われた部分
注釈としては金属面でも鉄部は錆止め塗料を使います。
ここからは複雑な話になりますがわかりやすく説明していきたいと思います。
金属面の下地処理は各種使い分けます

鉄部は当たり前ですが酸化して錆びます。だから錆止めを塗ります。
これも当たり前の話なんですが、場合によっては錆止め塗らなくていい場合があります。
同じ鉄部でも、メッキ加工されたものがあります。
そういった部分は錆止め塗料よりもプライマーをよく使います。

木部分は水性塗料(この時はエコフラット70)で目止めするために下塗りは必要ですが
金属部分、特にメッキ加工された部分はプライマー使います。
この時は「万能プライマー」(この時はミッチャクロン)を使用しました。
金属面の下地処理は現地調査した上で用途を決める!
金属面の塗装の場合はお客様には少々わかりづらい内容となります。
「鉄部なのになぜ錆止め塗らないんだ!」と思われても
メッキ仕上げや焼き付け塗装された板金、ステンレス、アルミなどは錆止めは必要ないからです。
最初に言いましたがシーラーもフィーラーもプライマーも
塗装面と塗膜の「密着性を高め綺麗な仕上がり」を目的として大事な工程の1つなので
お客様にも覚えてもらえたら幸いです。
お問い合わせあって、現地調査した時に同じような説明をするので
その時はよろしくお願いします!
実際の施工事例で詳しく説明→おばあちゃんの傘だて
金属面で使いやすいオススメ塗料

オススメする金属面に使用する塗料は東日本塗料のIP水性メタルコートSiです。
水性塗料でプライマー塗装いらずでDIYでも役に立つ塗料だと思います!
水性塗料のメリットは匂いがなく、水道水で簡単に希釈、皮膚についても水で洗い流せます。
当社で行なった施工事例ご覧ください→草加市金属塗装工事
記事内に記載されている金額は2023年10月15日時点での費用となります。
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