こんにちは!
本日は瓦の塗装方法に注目してみました。
なぜ瓦別に塗装方法の紹介をするの? と思いませんか??
実は・・・瓦の素材ごとに塗装方法や作業工程も変わってくるです!
今回はスレート瓦(カラーベスト・コロニアル)の塗装工法についてご紹介します(^^)
まずは、スレート瓦についての説明です!どうぞ!!
主なスレート瓦は3種類!!!
スレート瓦とは、薄い板状の屋根素材(粘土板岩を使った)のことです。混合する素材により分かれています。
主に4種類あります。
⇒天然石を使ったスレート屋根の高級品が《天然スレート》です。
⇒石綿(アスベスト)+セメントで作られたのが、《石綿スレート》です。
⇒石綿を使わず代わりに、パルプやビニロンで作られたのが、《無石綿スレート》です。
⇒セメントを主原料にして作られたのが、《セメント系スレート》です。
※カラーベスト・コロニアルというよく耳にする屋根材は《セメント系スレート》のスレートの商品名になります。
《天然スレート》
天然石を使っているので他の屋根にはだせないデザインが特徴的。
国内では生産量が少なく、海外からの輸入がほとんどになり大変値段が上がってしまうため日本ではあまりメジャーではないのが現状です。
《石綿スレート》
近年は健康被害を検討し、使われることがなくなった。費用対効果が良く軽さも売りとなり、以前はスレート屋根で多く使用されていた。
《無石綿スレート》
石綿スレートのアスベストを使った健康被害の訴えをうけ、最近は多く使われているスレート瓦。
《セメント系スレート》
無石綿スレートと同じく、セメントが主成分となり色が着けられているスレート瓦。
前述の通り”カラーベスト”や”コロニアル”という瓦はセメント系スレート瓦に分けられます。近年ではメジャーな商品です。
スレート瓦のメンテナンスをしないとどうなるの・・・?
定期的な塗装を怠ると・・・
”防水性”や”耐熱性”などが維持できなくなってしまい、そのままの状態で放置しておくと劣化が進んでしまいます。
重度の状態では、葺き替え(屋根を新しいものに変えること)が必要になります。
そうすると費用はもちろんのこと時間もかかってしまうのです・・・
そうならないためにはどうしたらいいの?
簡単なことです!!
”色あせ・色ムラ”や”カビ・コケ”や”塗料の剥げ”の状態を発見したら
早めの塗装を心がけるようにするだけなのです(^^)
【色あせ・色ムラ】
【カビ・コケ】
【塗料の剥げ】
ではでは、作業工程のご紹介&ポイントの解説です!
【作業工程】&【詳細&ポイント】
①洗浄
⇒高圧洗浄などでカビやコケなどの汚れ、以前塗った塗膜をキレイに洗い流します
☆費用はかかりますが、必ず足場を組んでもらいましょう!
職人の安全性に繋がり、効率よく質のいい工事がしてもらえます。
⇓
②補修
⇒鉄の部分のサビなどを落とし、ひび割れ部分も補修します
☆ヒビ割れや欠損部分などがひどい時は、取替も視野に入れて検討しましょう!
⇓
③サビ止め塗布
⇒鉄の部分にサビ止めを塗っていきます
☆サビが悪化しやすい場所にサビ止めを塗っていきましょう!
⇓
④下塗り材塗布
⇒下塗り材(下塗用シーラーなど)を塗ります
☆下地の吸い込みがひどい場合は、下塗り材は複数回重ねて塗りましょう!
⇓
⑥中塗り材・上塗り材塗布
中塗り材・上塗り材を塗ります
☆細かい部分は刷毛、平面部分はローラーで塗りましょう!
スレート屋根の注意点 ~何回目の塗替えですか?~
スレート屋根については、塗替え回数に上限が設定されています。
劣化の度合いや前回塗替えからの期間にもよりますが3回が上限と言われています。
塗装の回数を重ねていくことで、塗膜自体が厚くなり過ぎてしまい割れる可能性が高くなります。
それは、とても危険なことなのです。
なので3回目の塗装まで行われている方には以降「葺き替え」をお勧めしています。
屋根も素材によって作業の内容やポイントが変わるとは知りませんでした!!
他の素材についても追ってご紹介していく予定です。
屋根の見積もり無料で行っております。お気軽に連絡お待ちしております(^^)/
記事内に記載されている金額は2019年07月17日時点での費用となります。
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