■外壁塗装には欠かすことのできないシーリング工事
外壁塗装をお考えの皆様。外壁塗装をするにあったって、何の種類の塗料にしようか?と悩まれたことがあるかと思います。もちろん、外壁塗装工事においては、何の塗料にするかはとても重要なことです。
しかし、塗料と同じくらい大事な工事が『シーリング工事』です。シーリングは、外壁塗装を進めるうえで切っても切れない関係なんです。
では、『シーリング』についてご説明します。
■そもそもシーリングって何??
『シーリング』とは、シーリング材という白い液体を、構造物の防水性や気密性を保持するために、外壁材同士の隙間、継ぎ目、窓枠や水回りの縁などに充填する材料のことをいいます。
新築から数年が経ち、まず最初に劣化するのがシーリング箇所とも言われています。劣化したシーリング箇所から、雨漏りが発生して建物内に入り込んでしまうことも考えられます。放っておくと、シーリング自体が剥がれて意味をなさなくなります。
■シーリングの由来って??
『シーリング』sealingは、私たちがステッカーやラベルと同じような意味で使うシールsealから派生している意味です。
シールのように密着する。といった意味があります。
■シーリングの増し打ちと打ち替えの違いって??
シーリング工事は、外壁塗装工事にとってとても重要な作業工程となります。
仕様は2つあります。
★増し打ち
既存のシーリングのうえに、シーリング材を充填し、厚みを増します。
★打ち替え
既存のシーリングを撤去して、新たにシーリング材を充填します。(増し打ちに比べると既存シーリング材撤去をする手間があり、料金は割高になります)
例えば、サッシ廻りを増し打ちするのは以下のような状況の場合です。
①サッシの形状によって既存シーリングが撤去出来ないとき。
⇒サッシの種類によってはツバが出ているタイプのものがあります。こういった形状の場合、カッターの刃が入らなくて、既存シーリングの100%撤去が難しいわけです。無理にすると、サッシを傷つけてしまう可能性もあります。
②構造上、カッターを入れないほうが良いとき。
⇒既存シーリングの撤去時に、防水シートをカッターで切る可能性があります。ここ10年以内に建築されたおうちであれば、通気工法で透湿防水シート⇒胴縁⇒サッシ⇒サイディングとなっているためその心配は極めて少ないですが、15年以上建築されてから経っているのであれば、直貼りで透湿防水シート⇒サッシ⇒サイディングという構造になっているので、注意をしないといけません。
■シーリングの先打ちと後打ちって??
【シーリング先打ち】※シーリング工事を先に施工してから外壁塗装をすることです。
メリット
・シーリングの上に塗装するため、紫外線や雨風などからシーリングを守ってくれるので劣化が進むのを遅らせてくれます。
デメリット
・塗膜よりシーリングのほうが性質上柔らかいので、塗膜の表面が割れる可能性もあります。
【シーリング後打ち】※外壁塗装してからシーリング工事をすることです。
メリット
・シーリング上の塗膜がないため、不具合(表面の割れ)が起こることはないです。
デメリット
・シーリングに直接、紫外線・風雨が当たるため痛みが早くなる。
■シーリングの施工工程
①ひび割れしたシーリング材
②ひび割れしたシーリングの撤去作業
③ひび割れしたシーリングの撤去完了
④シーリング打ち替えのための撤去完了
⑤プライマー塗布する
⑥シーリングを充填する
⑦シーリングを馴らしプライマーを乾燥させる
⑧シーリング施工完了
記事内に記載されている金額は2020年02月13日時点での費用となります。
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