□外壁メンテナンスフリーの現実
メンテナンスフリー外壁という言葉は、まるで一生メンテナンス不要な魔法の素材のように聞こえます。 しかし、実際には、完全にメンテナンス不要な外壁は存在しません。 メンテナンスフリー外壁とは、耐久性に優れた素材や施工方法によって、メンテナンス頻度や費用を抑えることが可能になった外壁のことを指します。 例えば、ガルバリウム鋼板や高耐久性塗料は、従来の外壁材に比べて耐久性が高く、長期間にわたって美観と機能を維持できるため、メンテナンスフリーに近いと言えるでしょう。 しかし、どんなに優れた素材や工法を用いても、外壁は常に自然の力に晒されており、時間の経過とともに劣化していくものです。 そのため、定期的な点検や清掃は必要不可欠なのです。□外壁の種類別のメンテナンス
外壁の種類によって、劣化しやすい箇所や必要なメンテナンス内容は大きく異なります。 ここでは、一般的な外壁の種類とその特徴について解説していきます。1: サイディングボード
サイディングボードは、工場で製造されたボードを現場で張り合わせて施工する外壁材です。 施工が容易で、デザイン性も高いことから、近年では新築住宅に多く採用されています。 しかし、サイディングボードは、継ぎ目のシーリング材が劣化しやすく、そこから雨水が浸入することで、ボード自体も腐食してしまう可能性があります。 そのため、定期的なシーリング材の打ち替えが必要です。 また、ボードの表面が日焼けしたり、汚れが付きやすいため、塗装が必要になる場合もあります。2: モルタル壁
モルタル壁は、セメント、砂、水を混ぜて作ったモルタルをコテで塗り固めた外壁です。 耐久性が高く、デザインの自由度も高いことから、古くから多くの人に親しまれてきました。 しかし、モルタル壁は、ひび割れやクラックが発生しやすく、そこから雨水が浸入すると、内部の構造材が腐食する可能性があります。 また、モルタル壁は、塗装が剥がれやすく、定期的な塗り替えが必要です。3: 外壁タイル
外壁タイルは、耐久性と耐候性に優れ、汚れや傷にも強い外壁材です。 美しい見た目を長く保つことができ、メンテナンスフリーに近いと言えます。 しかし、外壁タイルも、タイルと壁の接着部分が劣化したり、目地が剥がれたりすることで、タイルが剥がれてしまう可能性があります。 そのため、定期的な点検と補修が必要です。□まとめ
外壁メンテナンスフリーは、完全にメンテナンス不要ではなく、耐久性に優れた素材や施工方法によって、メンテナンス頻度や費用を抑えることが可能になります。 外壁の種類や素材によって、劣化しやすい箇所や必要なメンテナンス内容は異なります。 そのため、それぞれの外壁の特徴を理解し、適切なメンテナンスを行うことが重要です。 定期的な点検や清掃、必要に応じて補修を行うことで、外壁を長く美しく保ち、住まいの資産価値を守るようにしましょう。記事内に記載されている金額は2024年10月17日時点での費用となります。
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