横浜市金沢区片吹にお住まいのU様より２年越しのメンテナンスの依頼をいただいたことが今回の工事のきっかけでした。
いちど２年前にメンテナンスのご依頼をいただいたのですが、当時はまだ築年数もさほど経過しておらず汚れも少ないキレイな状態でしたので、今後いつ頃メンテナンスを行えばよいかのご相談をさせていただいておりました。
それから２年がたち、再びメンテナンスのご依頼をいただく運びになった次第であります。
屋根、外壁ともに日光の当たりにくい北面部分などに苔や黒カビの繁殖が目立ち始めており、特に屋根には長持ちする塗料でのメンテナンスをご要望でした。
そこで今回、日本ペイントさんから出ているフッ素塗料「ファイン4Fベスト」のモスグリーンというカラーでの工事をご用命いただきました。
それでは施工事例をご覧ください。
ビフォーアフター
工事基本情報
施工内容
屋根塗装
使用材料
日本ペイント ファイン４Ｆベスト 色：モスグリーン
築年数
約10年
ハウスメーカー
地元工務店
施工期間
5日間（仮設足場除く）
保証年数
10年
建坪
124.7㎡
工事費用
詳しくはお問い合わせください
横浜市金沢区片吹にお住まいのU様より２年越しのメンテナンスの依頼をいただいたことが今回の工事のきっかけでした。
２年ぶりの現地調査となりましたが、日光の当たりにくい北面に苔や黒カビなどの繁殖が目立つようになっておりました。
歩くとズルズル滑ってしまうほどでしたので、結構蓄積されているのがうかがえます。
セメント系であるスレート屋根は水を吸う性質があり、塗装の保護塗膜に防水性能を頼っています。
紫外線や雨風にさらされ保護塗膜が劣化すると水を弾くことができず水分を保持しやすくなるため、じめじめしやすい北面には苔のような汚れが蓄積してしまうのです。
そこで今回スレート屋根に新たに保護塗膜を形成し、水を弾ける屋根とするため塗装工事の提案です。
また、長持ちする塗料をご要望されたのでフッ素系の塗料をご紹介し、採用いただきました。
それでは塗装工事のスタートです。
足場を架け終えたら、塗装工事はまず高圧洗浄から始まります。
この高圧洗浄でしっかりと汚れを削り落とせなければ、どんなに良い塗料を使用しても性能を最大限引き出すことができなくなってしまいますので、非常に大切な作業です。
高圧洗浄が終わりその日１日の乾燥時間を設けたら、翌日から下塗り作業に進めていきます。
使用するのは日本ペイントさんの”ファイン透湿シーラー”です。
浸透系なので、スレート屋根の軽微なクラック等に浸透し、強度の補強と上塗り塗料の密着性を上げることができる効果を持っています。
↑下塗り後の屋根
下塗り材のほとんどが透明か白色です。
下塗り後、所定の乾燥時間が経過しましたら、縁切り作業となる”タスペーサー”の差し込みです。
これはスレートの裏側に浸入した雨水の出口を確保するために行います。
この作業を行わなかった場合、塗料によりふさがった小口から雨水が排出できなくなります。
すると逃げ場を失った湿気が屋根材と防水紙の間で滞留してしまい、塗装メンテナンスをしたのに雨漏りしやすい屋根へとなってしまうのです。
ここからは上塗り塗料の登場です。
日本ペイントさんの”ファイン4Fベスト”を使用しました。
色はモスグリーンです。
メーカーの施工手順書通りに、上塗り塗料を中塗り・上塗りと２回の重ね塗りで進めていきます。
中塗りが終了し乾燥時間を設けたら、同じ塗料で上塗り作業に移ります。
塗り厚をしっかりと確保し、塗りムラがないよう丁寧に仕上げることで奥深いツヤを感じます。
記事内に記載されている金額は2025年03月07日時点での費用となります。
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