【点検時の様子】 お住まい全体の点検を行います。
外壁の様子を見ていきます。遠目で見た感じでは、全体的に汚れと色褪せが気になります。W様のお住まいはリシン仕上げの外壁です。リシン仕上げの外壁は凹凸があるので、汚れが付着しやすいという理由もあります。しかし、この状態は経年によって塗膜の保護機能が衰えてきたことが原因と考えられます。 | |
窓格子付近の外壁に流れた跡の様な汚れが見られました(左写真)。右写真は軒天になりますが、こちらにも汚れが確認できました。汚れや色褪せは外壁塗装のサインです。これらを踏まえると、W様のお住まいにも外壁塗装が必要な時期が来ていることが分かります。 | |
外壁の目地部分にリシンのムラが見られました(左写真)。ムラがあることでメッシュ状の下地が見えてしまっています。この様な部分は水捌けが悪いので、外壁にあまり良くありません。基礎の金属部に錆も確認されました(右写真)。放置しておくと錆は広がる一方ですので、塗装を行って保護しなければなりません。 | |
電気メーターの配線部分が変質しており、その汚れが外壁に付着していました(左写真)。右写真は窓格子付近に発生したクラックです。これを放置すると割れはどんどん大きくなりますので、しっかり補修を行う必要があります。 | |
【カラーシミュレーション】 カラーシミュレーションを使って色選びを行いました。
実際のお住まいの写真を加工し、塗装後の状態をシミュレーションします。左写真は薄いオレンジのパターンです。右写真は落ち着いたグリーンのパターンです。 | |
左写真は薄いブラウンのパターンで、右写真は薄いクリームのパターンです。かなりお悩みの様子でしたが、最終的に右写真のパターンでご依頼をいただきました。尚、今回は単色でのシミュレーションでしたがツートンカラーで作成することも可能です。 | |
【高圧洗浄】 塗装を行う前に高圧洗浄で汚れを洗い流します。
汚れが付着したまま塗装を行うと汚れの上に塗料が乗ってしまうので、割れや膨らみの原因になります。ですので塗装を行う前に高圧洗浄で汚れを洗い流す必要があります。ご覧の様にノズルから高圧で水を噴射し、汚れ以外に苔や古くなって剥がれた塗膜なども洗い流します。 | |
左写真はバルコニーの高圧洗浄です。今回はこちらの防水工事もご依頼いただきましたので、念入りに洗浄を行っておきます。右写真は雨戸の洗浄です。150kgの高圧水流ですので、雨戸や窓ガラスなどの部分を洗浄する場合は圧力を弱めて行います。 | |
【外壁塗装】 ファインシリコンSiで外壁塗装を行います。
いよいよ外壁塗装に入ります。今回下塗りに使用する塗装はパーフェクトフィラーです(左写真)。パーフェクトフィラーはシーラーとフィラーの機能を兼ね備えています。今回の様な塗膜の傷みが進んだ外壁は通常よりも塗料をよく吸い込みます。ですので下塗りをしっかり行う必要があります。 | |
下塗り後、目地の補修を行います(左写真)。テープで養生し、コーキング材を充填します。その後、表面をヘラで整え養生を外します。コーキングが乾けば目地補修は完了となります。目地補修の後に外壁の中塗りを行います(右写真)。 | |
中塗りと同じ塗料を使って上塗りを行います。今回使用した塗料はファインコートSiです。耐候性・耐久性に優れた塗料ですので、紫外線や風雨からお住まいをしっかり保護してくれます。右写真は塗装後になります。汚れの目立った外壁でしたが、塗装を行ったことで美しさを取り戻しました! | |
【部分塗装】 軒天や霧除け庇の塗装を行います。
軒天部分も大分汚れが目立っておりますので、塗装を行って綺麗にしたいと思います。外壁と同様にパーフェクトフィラーを使用して下塗りを行います(左写真)。続いてファインコートSiで中塗りを行います(右写真)。 | |
仕上げに上塗りを行います(左写真)。そして完成したのが右写真になります。軒天などの高所にある部分をご自分で清掃することはとても大変です。この様な箇所はどうしても汚れを放置してしまいがちな場所です。しかし今回の様にしっかり塗装まで行っておくことで美しい景観を長く保つことができるのです。 | |
霧除け庇の塗装を行います。まずは塗装の前にケレンを行います(左写真)。ケレンとは錆や古い塗膜を落として下地を整えることです。マジックロン(不織布に研磨砥粒を接着したもの)などを使用して行います。ケレン後、錆止めを塗布します(右写真)。 | |
ファインウレタンを塗り重ねて仕上げます。右写真が塗装後になります。塗装前と比較すると輝きがまったく違うのがお分かりいただけるでしょう! 庇などの金属部分は塗膜が薄くなると錆が発生します。ですので、この様に塗装を行い保護する必要があります。 | |
【バルコニー防水工事】 バルコニーの防水工事を行いました。
まずはプライマーを使って下塗りを行います(左写真)。防水工事も外壁塗装の様に重ね塗りを行って防水層を作ります。下塗りは防水層の土台になるので仕上がりを左右する重要な工程です。今回はサラセーヌというウレタン防水材を使用します(右写真)。 | |
プライマーの塗布が完了しましたら、サラセーヌを使って中塗りを行います(左写真)。中塗りがしっかり乾いた後、2回目の中塗りを行い防水層を厚くしていきます(右写真)。 | |
仕上げにトップコートを複数回塗布します(左写真)。防水層は紫外線に弱いのでトップコートを施して保護する必要があります。また、バルコニーは人が歩行するので傷まないように保護する役割もあります。右写真が完了後になります。防水効果もバッチリで、見た目も綺麗なベランダになりました! | |
【完工後】
どんなに大切に使っているお住まいでも、経年によってどうしても汚れや色褪せが出てしまうものです。外壁の汚れは洗い流せば落ちるのかもしれませんが、汚れが付着しやすい原因は塗料の経年変化であることことが殆どです。あなたのお住まいはどうでしょうか? 「汚れているだけだから大丈夫」なんて思っていませんか? 汚れも外壁塗装を行う時期を知らせるサインの一つです。ご自宅の汚れが気になる方は一度点検を受けてみることをお勧めします。外壁塗装センターでは点検・調査・お見積もりまで無料で承っております。お気軽にお問い合わせください。 | |
記事内に記載されている金額は2021年06月24日時点での費用となります。
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