浦安市堀江にお住まいのお客様より「現在、外壁などの塗装工事を検討しています。この前の強風で屋根の一部が壊れてしまったが、そちらの併せて頼めるだろうか」とご相談をいただきました。調査にお伺いしましたところ、屋根が壊れてしまった箇所は屋根上部に設置されている棟板金で、強風よって外れてしまっていました。強風などの影響でお住まいが被害を受けた場合、ご加入されている火災保険を利用して、修理を行える場合があります。棟板金補修の保険申請のお手続きのお手伝いとその屋根の修理、屋根と外壁の塗装工事をご依頼いただきました。
屋根の修理としては棟板金交換工事、外装のメンテナンスとしては日本ペイントの塗料を使用した屋根塗装と外壁塗装を行います。
使用材料
屋根=日本ペイント ファインシリコンベスト 外壁=日本ペイント パーフェクトトップ
屋根の状況です。強風によって外れてしまった棟板金は、屋根上部に設置されている屋根部材の一つです。棟板金の役割は、屋根材では覆いきれない屋根上部を覆うことです。加工された板金を設置する事で、建物内部への雨水の浸水を防ぐ役割があります。棟板金が外れてしまったことで、雨漏りなどの問題へ発展してしまう場合もありますので、早期交換工事が必要です。
強風などの自然災害によって建物に被害を受けた場合、お住まいでご加入されている火災保険が適用される場合がありますので、保険手続きのご説明をさせていただき、申請のお手伝いをいたしました。
屋根・外壁のメンテナンスのご相談をいただきましたので現在の状態を調査いたしました。今回のメンテナンスで2回目になるとの事です。屋根の状態として、前回の塗装工事から年数が経過している事もあり塗膜のほとんどが落ちてしまい、塗膜の劣化よって屋根材の表層を傷める苔などが発生しています。塗料には紫外線や防藻など外的影響から劣化を抑制する成分が含まれています。その成分は築年数の経過とともに保護する性能が低下していき、紫外線や苔の発生など屋根材を傷めやすくなっていきます。現在はちょうど、その過渡期で、屋根の塗り替え時期を迎えています。
続いて外壁の調査です。外壁も屋根同様に塗膜が劣化し、色褪せやチョーキングの発生が確認出来ました。外壁に衣服が触れた際に、白い粉状のものだのが付着した経験はありませんか? チョーキングは塗膜が劣化よって粉化して起こる現象の一つです。劣化によって起こる症状ですの外壁塗装時期を迎えているサインとなります。
調査を続けます。サッシ廻りに充填されているコーキングの状態を確認したところ、コーキングが経年劣化によって硬化し、ひび割れが起きてしまっています。コーキングは、サッシ廻りなどから雨水が内部へ浸水することを防ぐために充填されています。現在の様に、ひび割れが起き隙間が出来てしまっている状態ですと、雨水の浸水口となりサッシ廻りや外壁からの雨漏りの原因となりますので、コーキングの補修も必要です。
お客様に建物の状態をご報告し、必要な工事をご説明させていただきました。工事として、棟板金交換工事とコーキング補修、屋根・外壁塗装工事をご提案させていただき工事のご依頼をいただき、工事に着工いたしました。
工事着工前にご近隣にお住まいの方へご挨拶にお伺いし、「工事着工日」、「工事の内容」、「工事の完了時期」をご説明致します。
仮設足場当日の状況です。3階建てのお住まいになりますので、2階建てと較べ、3階部分の足場には安全性が必要になります。仮設足場の設置し、落下防水と飛散対策のメッシュシートを設置して、仮設足場は設置完了です。
棟板金交換工事です。今回の工事では外れた部分だけではなく、これまでの棟板金全部を交換します。
既存の棟板金と棟板金を留めるために下地となっている貫板を撤去します。続いて、新しい貫板と棟板金の設置を行います。棟板金の重ね部分には、防水処置として、コーキングを充填します。
屋根の形状に合わせて、棟板金を加工し、取り付けを行っていきます。棟板金の固定には、釘ではなくステンレス製のネジタイプのビスを使用します。釘で固定を行った場合、風の影響なとでを釘浮きが発生し、固定力が低下してしまいます。ビスを使用する事で釘浮きを予防でき、固定力も強化できます。
棟板金交換工事が無事に完了しました。続いては塗装工事を行います。
屋根・外壁に堆積した、苔や汚れを高圧洗浄でしっかり洗い落とします。
汚れの付き方によって、水圧や先端のノズルを変え洗浄を建物全体に行います。
屋根・外壁の洗浄を行った際に、地面や玄関に汚れや苔がおちますので、仕上げに玄関ポーチや地面の洗浄を行い、洗浄作業の終了です。
洗浄作業後は、屋根塗装を行います。
ポーチタイルやサッシなどの塗装を行う際に、塗料の付着による汚れを防止する為に養生を施します。
養生は、汚れ防止と色分けを行う雨樋などの部位にも行います。養生が完了しましたら塗装工事の本番です。
屋根の最初の工程は、下塗り材の塗布です。下塗り材の役割は、仕上げ塗料の密着性と仕上げ塗料の吸い込みを防ぎ、仕上がりの際の色ムラを防ぎます。下塗り材は日本ペイントの浸透シーラーを使用しました。
仕上げ塗装は日本ペイントのファインシリコンベストを使用します。色は、ミラノグリーンになります。グリーン系の色の中でも色の濃いグリーンです。
仕上げ塗装は、2回塗りです。1回目の塗装が完了し、時間をあけしっかりと乾燥させ2回目の塗装を行います。乾く前に塗装を行った場合、塗膜がしっかりと形成されず耐久性に問題が起きてしまいますので、乾燥させ塗装を行い塗膜を形成する事が塗装工事に必須です。
2回目の仕上げ塗装が完了した屋根の状態です。綺麗に仕上がり全体に塗装工事が完了した完成が楽しみです。
続いて外壁塗装・破風板などの付帯部塗装を行います。
塗装を行う前に、サッシ廻りや継ぎ目に充填されているコーキングの補修を作業を行います。
コーキングは、雨水の浸水を防ぐ役割があります。経年劣化によってコーキングはひび割れを起こし、浸水を防ぐ性能が低下し雨漏りなどの問題を発生させる原因になりますので、塗装工事の際には補修や打替えを行います。
既存のコーキングを撤去し、マスキングテープを設置しコーキングの密着性を高めるプライマーを塗布し、コーキングを充填します。
充填後、コーキング成形用のヘラを使用し形を整えます。
破風板にも継ぎ目へも外壁同様の工程で、コーキング充填し成形します。
コーキング補修が完了後は、次の工程となる塗装工事に入ります。
外壁・付帯部に使用する塗料です。使用する色は、外壁にはパーフェクトトップ(ハイブリッド塗料)のND-281淡いオレンジ系、付帯部はN-90のホワイト系を使用します。
まず始めに、密着性を高める下塗り材を外壁全体に塗布します。外壁塗装も屋根同様に2回塗りで仕上げていきます。
刷毛とローラーを使い分け、外壁全体にしっかりと塗料を塗布します。
外壁塗装完了後は、付帯部の塗装工事を行います。
付帯部塗装工事の状況です。旧塗膜によって凹凸がありますのでケレン作業を行い、付帯部を平滑にし塗装工事を行います。
付帯部塗装は、2回塗りで仕上げます。
全工事工程が完了後、お客様にご確認いただき工事竣工です。
綺麗に仕上がり大変ご満足頂きました。
工事完了後にドローン使用しお住まい全体の撮影を行いました。
全体の仕上がり分かります。
今回の工事は、施工保証が10年になります。
お住まいの塗装状況を確認するために今後、定期点検にお伺いさせていただきます。
外装のメンテナンス・塗装工事は、街の外壁塗装やさんにご相談ください。
定期点検にお伺いさせていただきました。点検に伺う前に、日時を決める際に「雨樋から雨水が流れ落ちてきているので、一緒に見てほしい」と、ご相談いただきましたので定期点検と合わせて雨樋の不具合の点検を行わせていただきました。
雨水が流れ落ちている原因を確認させていただいたところ、雨水を下に
配水する
口が詰まってしまっておりその影響から配水不良を起こし、雨水が流れ落ちる原因となっていました。その場で、詰まりを取り問題を解決させていただきました。
外壁と付帯部の点検状況です。塗膜の浮きや色褪せは、出ておらず施工後の状況は良好です。屋根の施工後の状況を確認する際には、屋根の傾斜が急なため安全上、屋根にのぼり点検を行うことが出来ませんので、ドローンを使用し、点検を行います。
ドローンでの屋根の状況確認・撮影です。屋根塗装には、日本ペイントのパーフェクトベストを使用しています。パーフェクトベストは、日本ペイント独自のラジカル制御によってシリコングレードの中でも高い耐久性をもつ塗料になります。施工から3年が経過していますが、色褪せなど起きておらず
良い状態です。
今後も、引き続き定期点検にお伺いさせていただき、お住いの状況を管理・より状態を維持するためを行わせていただきます。
記事内に記載されている金額は2022年05月25日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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