以前工事でお世話になったお客様からのご相談です。市川市若宮にある実家の外壁が傷んでおりリフォームが出来ないかとご相談をいただきました。調査にお伺いしたところ、サイディングには塗膜の剥がれ、モルタルにはクラック、化粧スレートにはひび割れが見られました。塗り替えの時期にも差し掛かっていましたので、今回はコストと耐久性のバランスがとれたシリコン系塗料での屋根外壁塗装工事をご提案させて頂きました。
使用した外壁色は既存と大きな差異がありませんが、屋根のイメージチェンジを図りましたので全体的な印象も大きく変わりました。補修方法に合わせ色に関してもご紹介させて頂きます。
使用材料
屋根:パーフェクトベスト(マルーン) 外壁:パーフェクトトップ(1階ND-111 2階ND-174)
調査にお伺いしたのは2階建ての窯業系サイディングとモルタル外壁が使用されているお住まいでした。どちらかというと気になるのは窯業系サイディングということで早速状態を確認していきます。窯業系サイディングはセメント素材ですので、塗膜保護をしっかりしなければ吸水しみるみる傷んでしまいます。吸水してしまうと表面がフカフカし塗料の密着性も悪くなってしまいますので、定期的な塗り替えを心がけましょう。
サイディングを見ると部分的に塗膜が剥がれた跡が確認できました。可能性としては前回の塗り替え時に水分が残っていた、しっかりとした下地処理が行われなかった事などが挙げられます。
チョーキング現象がしっかり確認できることから前回の塗り替えからだいぶ時間が経過している事が考えられます。塗膜は既にしっかり機能しておらず、このままにしていては外壁の吸水が進行してしまいます。今回塗り替えを行うにもベストと言える時期でしょう。
北側の日が当たりにくい面には他の面よりも汚れの付着が目立っていました。外壁が汚れる原因は埃や苔、藻だけではありません。サッシや換気扇からの雨だれ、油汚れも外壁が汚れる原因になりますので、1年に1回は外壁を清掃すると良いでしょう。調査を進めるとかなりの広範囲にわたって塗膜の剥がれが確認できました。今回外壁塗装を行うにあたっては剥がれそうな部分はまず剥がさせて頂きます。その後下塗りなどの下地処理を十分に行い塗り替えを行わせて頂きます。
続いては屋根です。化粧スレートも主原料はセメントですので、吸水する前の塗装メンテナンスが非常に大切です。特に屋根の形状が複雑はお住まいは少しの劣化、少しの破損が原因で雨漏りを起こすこともあるため早い段階で補修を行うようにしましょう。
スレート屋根材には外壁同様苔や藻の付着が確認できました。また傾斜がきつい面にはスレート屋根材のひび割れが見られました。スレート屋根材自体は5㎜程の薄い屋根材ですので飛来物が衝突するなどで割れる可能性は十分にあります。ただし塗膜が劣化することで割れやすくなってしまいますので注意しましょう。
続いては棟板金の状態です。棟板金は貫板と呼ばれる下地木材に板金を固定するだけの至ってシンプルな構造です。だからこそ少しの釘の浮き・抜けがそのまま飛散トラブルを引き起こす可能性があります。私たち街の外壁塗装やさんでは塗装メンテナンスに合わせ、棟板金などの補修工事も承っておりますのでお気軽にご相談ください。
今回調査の結果報告に合わせ必要な補修工事に関してご説明させて頂いたところ、工事のご依頼を頂きましたので色決めと日程調整の上、早速施工に入らせて頂きました。
塗装工事の工程は足場→洗浄→下地処理→塗装が基本になります。今回は2階建てですのでもちろん足場仮設を行い洗浄を進めました。屋根から外壁と窓、駐車場なども全て綺麗に洗い流し十分に乾燥させるため、その日の作業は一切行いません。
乾燥時に屋根や外壁の劣化・補修が必要な箇所はチェックしておきますk。
屋根塗装工事です。まずはファイン浸透シーラーで下塗りを行います。クリヤー色ですので違いは全くありませんが、下地の密着性UPを図れます
割れてしまっている屋根材部分はシーリング材で補修していきます。一見簡単なように見えますが、厚く塗りすぎると雨水をせき止めてしまいますし、薄いとひび割れが目立ってしまいます。その点腕の見せ所でもあります。下塗り後はタスペーサーを屋根材間に差し込んでいきます。タスペーサーで屋根材が割れることはありませんが、傷んでいる部分は細かなひび割れがありますので、都度補修を繰り返していきます。
屋根塗装には日本ペイントのファインパーフェクトベスト、マルーンを使用します、下塗り後の屋根材に対してローラーでムラなく塗り重ねていきます。黒からマルーンへの塗り替えは大きなイメージチェンジですが、外壁の選択色がどんな組み合わせでも合いますので決して浮くことはありません。
屋根塗装工事完了です。艶のある落ち着いた赤色に塗り替えることができました。日本ペイントのパーフェクトシリーズはシリコングレード以上の耐久性を持ち、長く綺麗な状態を維持することができます。速乾性も高い為足跡を残さず施工することもできますし、必要以上工事期間を延ばすこともありません。
続いては
外壁塗装工事です。まずは窯業系サイディングの今後雨漏りを起こしかねない目地部分のシーリング打ち替え工事を行います。既存シーリング材をカッターで撤去し、新たにシーリング材を充填させていきます。シーリング材は施工後少しずつ固まり、数週間でゴムのような弾力性を持つようになります。塗装ではそれほど待てない為指で触れる程硬化してから塗り替えを行いますが、実際は施工後まだ柔らかいので触らないようにお気を付けください。
シーリング補修後塗装を行っていきます。まずは下塗りですが、サイディングにはパーフェクトサーフ、モルタルにはパーフェクトフィラーを使い分けていきます。下地に合わせて塗料を使い分けることで密着性が高く仕上がりも綺麗な外壁になります。中塗り・上塗りにはパーフェクトトップを使用します。今回は1階がND-111、2階がND-174の
ツートン塗装を行います。
中塗りの様子です。下塗りで真っ白に塗り替えたことで下地色の影響を受けず綺麗な発色を見せています。ただし中塗りだけでは色ムラが目立ちますので、重ねて上塗りを行い塗り残しやローラーや刷毛の跡を隠すように綺麗に塗り重ねていきます。
同時進行で付帯部塗装工事も行いました。付帯部は黒に統一することでツートンの塗り分けもはっきりと表現できますし、住宅全体が引き締まったような印象を感じさせます。塗り分けは幕板で行っていますが、目地やバルコニーの出隅などでも塗り分けを行うことができますので、お気軽に私たち街の外壁塗装やさんのカラーシミュレーションをご活用ください。
外壁塗装工事完了です。モルタルのクラックやサイディングの塗膜剥がれも綺麗に改善し、ご希望の色で仕上げることができました。私たち街の外壁塗装やさんでは点検・お見積りはもちろん、
カラーシミュレーションも作成させて頂いております。色はどうしよう、塗料はどうしようとお悩みの方もお気軽にご相談ください。オンライン相談も受け付けておりますので、ご安心ください。
記事内に記載されている金額は2021年03月22日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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