千葉市美浜区打瀬にお住まいのお客様より、屋根・外壁塗装のお見積もり作成のご依頼をいただきました。後日現地調査に伺い、点検を行ないました。モルタルの外壁には、クラック(ひび割れ)が多数発生しておりましたので、弾性のあるエラストコートでの塗装をご提案させていただきました。
使用材料
【屋根】サーモアイ4F クールベビーブルー 【外壁】エラストコート B-957 【バルコニー】エラストコート KM5524-1
お客様のお住まいの外壁は
モルタルです。現在は
窯業系サイディングが主流ですが、かつてはモルタルが主流でした。職人さんが現場で手作業で仕上げるため、表面のデザインが豊富なのが魅力で今でも人気があります。モルタルも屋根のように塗装をすることで、紫外線や雨から守っていますが、塗料は経年で劣化してしまいます。劣化すると、モルタルが雨を吸収してしまいそこへ苔やカビの胞子が付着して、目立つようになってしまうのです。苔や汚れが目立つなと感じたら塗り替えのサインです。
モルタルは砂やセメントに水を混ぜて作られています。施工してから時間をかけて乾燥するため、築年数が経過すると
クラック(ひび割れ)が発生します。幅3mm以下の小さなクラックはヘアークラックと呼ばれ、表面の塗膜のヒビであることがほとんどなのであまり心配はいりません。しかし放置してしまうと、クラックが広がってしまって雨水の侵入や外壁が崩れる可能性もありますので、メンテナンスが必要です。ヘアークラックは塗装で補修することができます。
お客様邸はスレート屋根ですので、塗装前にタスペーサーをスレートが重なる部分に差し込みます。この工程を縁切りというのですが、スレートの下に入ってしまった雨水や湿気を外へ排出するための隙間を作る作業です。等間隔に屋根全体にタスペーサーを差し込んでいきます。
スレート屋根に使用するのは、
サーモアイ4Fという塗料です。サーモアイは太陽光を反射する遮熱塗料で、室温上昇を抑えるため夏場は快適にお過ごしいただけます。サーモアイ4Fはシリーズの中でも耐候性に優れているため、色あせや苔を防ぎ長い間綺麗な状態を保つことができます。
サーモアイ4Fを塗る前下塗り材を塗り、スレートと塗料を密着させ耐久性をアップさせます。スレート屋根には劣化症状であるヒビが複数箇所あったため、下塗り後に補修を行いました。スレート屋根を保護している塗料が劣化してしまうと、ヒビや
欠け、
反りが起こります。隙間から雨が入ってしまうので注意が必要です。
下塗り材が乾燥したことを確認し、サーモアイ4Fを塗っていきます。広い面はローラー、細かい部分は刷毛で丁寧に塗装をします。このとき棟板金も塗装します。その後、さらに塗料を重ね塗りして持ちをよくさせます。お住まいの塗装では、下塗り材の上に塗料を塗る中塗りという工程、さらにその上から重ね塗りする上塗りという工程で行なっていきます。
屋根塗装工事完了です。クールベビーブルーという名前の淡い水色です。サーモアイ4Fは耐用年数15年ととても長持ちの塗料ですので、これから安心してお過ごしいただけます。
続いてモルタルの塗装の様子をご紹介いたします。モルタルには、
エラストコートを使用いたしました。エラストコートは弾性のある塗料で、モルタルの弱点であるクラックの発生を防ぎます。また、耐候性にも優れているため苔の発生を防ぎ、耐用年数15年ととても長持ちする塗料です。
屋根同様、下塗り材乾燥後に塗料を塗っていきます。エラストコートを2色をお選びいただき、全体にはB-957のクリーム色、バルコニー部分はKM5524-1のビビットなピンクで塗装を行いました。
全ての塗料が乾燥したら、塗装工事の完了です。2色の塗料を使った外壁は、個性溢れるツートンカラーの素敵なお住まいに仕上がりました。塗装前も、ピンクをアクセントカラーに使用されていましたが、以前とは少し異なるピンクを使用いたしましたので、新鮮な気持ちになります。
私たち街の外壁塗装やさんでは、塗料の色選びをお手伝いできるようお客様邸の写真を使用した
カラーシミュレーションを作成いたしますので、ぜひご活用ください。
記事内に記載されている金額は2021年03月22日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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