江東区新木場にある事務所にて屋根外壁塗装工事を実施しました。(屋根塗装工事の様子はこちら)
今回塗装を行うのはALC外壁材です。一般住宅でも使用されており、ヘーベルハウス・旭化成が代表的ではないでしょうか?非常に性能に優れた外壁材ですが注意点もありますので、今回はALCの特徴もあわせてご紹介したいと思います。
使用材料
ファインパーフェクトトップ(ND-012)
ALC外壁とは珪石やセメント・生石灰などを主原料に出来た外壁材で、内部に気泡を含んでいることが大きな特徴になります。軽量なコンクリートとしても紹介されるALCですが断熱性や遮音性が高いまま、内部に無数の気泡をもつことで重量の軽減まで実現できた画期的な外壁材です。
一方で外壁材自体の吸水性が非常に高く、表面塗膜が劣化すると外壁材もたちまち劣化してしまいます。
また目地の劣化も雨漏りや劣化の原因になります。ALC自体は非常に優れた外壁材ですが、パネルの為目地はどうしてもシーリング材で保護しなければなりません。しかしシーリング材自体の寿命は短いものが多く、5年前後で補修が必要になるケースも発生します。今回のように亀裂やひび割れが見られる場合は、塗装とあわせて修繕を行いましょう。
外壁材がセメント系・窯業系の場合であっても金具等が錆びてしまうこともあります。錆は部材の劣化を促すだけでなく、美観を損ねてしまいますので適切な下地処理を行っていく必要があります。
塗装メンテナンスにあたってまずは足場仮設を行います。また水や塗料の飛散防止にメッシュシートをしっかり取り付け高圧洗浄を行います。
高圧洗浄は外壁材に付着している汚れや劣化している旧塗膜を削り落とす役割を持ちますので、隙間なくしっかり洗い流していきます。目地のシーリング材が著しく劣化している場合は高圧洗浄時に雨漏りを起こす可能性もありますので、洗浄前のチェックも重要です。
洗浄後十分に乾燥させたら、補修を行う目地にあわせてマスキングテープで養生を行います。その後シーリング材の密着性が高まるようにプライマーを塗布します。プライマーは下塗り塗料とも知られていますが、下地と塗料の密着性を高めるには欠かせない存在です。
プライマー塗布した当日にはシーリング材を打設していきます。ALCの場合厚みがあり既存シーリング材を撤去するのは難しい為、増し打ちで対応していきます。
シーリング増し打ち後の外壁です。塗装を行う前に触っても形が崩れないほどまで乾燥(硬化)させます。またあわせて外壁の塗膜剥がれやクラック、不陸部分をシーリング材やパテで補修していきます。塗装前にまとめて行う事で綺麗な仕上がりが実現できます。
下地補修後は一気に塗装を行い綺麗に仕上げていきます。まずは他の部位とかかわりの少ない部分から塗装を行っていきます。軒天は通気性・隠ぺい性の高い日本ペイントのケンエースで明るく仕上げていきます。
ALC外壁はまず下塗りフィラーで細かなクラックや不陸を補修しながら平滑な下地を形成していきます。
仕上げ塗料として使用するのは日本ペイントのファインパーフェクトトップ(ND-012)です。イメージとしては明るいグレーですが、ホワイトに近い外壁に塗装するとかなり暗く感じますね。中塗り・上塗りと2回重ねてしっかりとした発色・艶の塗膜を形成していきます。
塗装中でも塗料を付着させたくない部分はあります。そんな場所にはビニールとテープで養生を行い、塗料の付着をしっかり防ぎますのでご安心ください。
塗装が大方終了したところでメッシュシートを取り外し最後の確認作業に入ります。確認項目としては塗り残しや色ムラなどですが、数人で細かくチェックし見落としがないかを確認します。
最終チェック後足場を解体し清掃を行えば外壁塗装工事は竣工です。外壁以外の細かな部分も隙間・ムラなく綺麗に仕上げています。また艶有り塗料を使用したことで、太陽光を綺麗に反射させ輝いています。艶は数年でどんどん落ち着いていきますが、パーフェクトシリーズはシリコングレードの塗料に負けない耐用年数を維持できますので、綺麗な状態が長続きします。
江東区新木場での外壁塗装工事が終了しました。色あせや汚れが気になっていた事務所も見違えるような建物に生まれ変わりました。また塗装を行ったことで吸水性の高いALCを保護し、更に長く安心できる状態へと改善できました。私たち街の外壁塗装やさんでは外壁材の特徴を捉え、適切なメンテナンスを行います。点検・お見積りは無料にて承っておりますのでお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年03月22日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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