大田区東雪谷にお住まいのお客様より金属屋根の塗装メンテナンスに関してご相談をいただきました。パラペットのある緩勾配屋根でしたが築年数も経過しており、そろそろ塗装メンテナンスが必要ではないか?と考えお問い合わせくださいました。
調査の結果錆や瓦棒屋根の釘浮きが見られたため簡易的な補修と屋根塗装工事をご提案させて頂き、屋根全体の塗装メンテナンスを行いました。
築26年が経過しているお住まいの屋根です。使用されているのは瓦棒屋根と呼ばれる金属屋根材で、水捌けが良い為緩勾配屋根に使用されていることが多い様に感じます。トタンと表現されている方もいらっしゃいますがトタンは素材の名前であり、現在多く使用されているのは錆びにくく高耐久なガルバリウム鋼板です。
こちらのお住まいではパラペットと呼ばれる立ち上がった部分もあります。屋根の形状が少し複雑になるだけで劣化しやすい場所も変わり、雨漏りリスクも高まりますのでお住まいの特徴は把握しておくべきです。
非常に耐久性に優れた金属屋根材ですが表面の被膜が劣化してしまえば雨水や太陽光・紫外線に晒され錆が発生してしまいます。そのためやはり他の屋根材同様塗装メンテナンスは欠かせません。
瓦棒屋根は芯木と呼ばれる細長い木材に鋼板を釘止めし固定しています。しかし経年につれ釘が浮き鋼板の固定力が低下してしまいますので、チェックをしておく必要があります。釘が抜けてしまうと雨水も入りやすくなり基盤となる芯木が腐食しやすくなってしまいますので、こちらも要注意です。
一度錆が発生すれば補修しない限り広範囲に広がり続けてしまいますので、今回の塗装メンテナンスでは金属屋根材に適した下地処理の上綺麗に塗り直していきたいと思います。
緩勾配屋根は比較的安全に施工することが出来ますが、水と塗料の飛散防止にやはり足場仮設と高圧洗浄が必要になってしまいます。そして金属屋根材であっても高圧洗浄で表面をきれいにしていく工程は変わりません。ただし狭い面積の施工では洗浄を行わず手作業で表面の清掃を行うケースもあります。また錆が進行していて穴あきが起きている場合は塗装でメンテナンス出来ない可能性もありますので、施工前チェックが重要です。
今回使用するのは日本ペイントのサーモアイSi(クール赤錆)で、下塗りには金属屋根材に適したサーモアイ
プライマーです。プライマーとは下地の密着性を高める塗料として知られていますが、こちらは
錆止め機能もある塗料ですので、1回塗りで2つの下地処理が行えます。
全面に下塗り塗装が完了した様子です。サーモアイシリーズは下塗りにも遮熱機能があるため、この段階でも遮熱効果が期待できます。更にここから仕上げ塗料
サーモアイSiの中塗り・上塗りを行い綺麗に仕上げていきます。
赤というと錆止め塗料というイメージが強いという方もいらっしゃると思いますが、クール赤錆はまさにその色を表現している色です。中塗り・上塗りをすることで希望通りの色に仕上がり、綺麗な艶が太陽光を反射している事が確認できます。
瓦棒屋根の屋根塗装メンテナンスが完了しました。今回は瓦棒屋根部分とパラペット、そしてパラペットから急勾配に施工されている瓦状の金属屋根材部分の塗装メンテナンスを実施しました。浮いていた釘の打ち直し、コーキング補修も同時に行う事で、雨漏りの発生リスクも大幅に軽減できたかと思います。今後は施工保証に伴い隔年定期点検にお伺いいたしますので、ご安心ください。
私たち街の外壁塗装やさんでは新型コロナウイルス対策としてオンライン相談を受け付けております。費用が気になる、施工方法が気になる、金属屋根材のメンテナンス方法に関して等、気になる事がございまsたらお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年04月09日時点での費用となります。
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