横浜市南区永田東にお住まいのお客様より金属屋根材の塗装メンテナンス依頼を承りました。築40年程の中古住宅を購入されたようですが、金属屋根材の錆が気になっていた為塗装工事を行いたいと考えていたようです。
金属屋根材は耐久性に優れている為、しっかりとした下地処理と高耐久な塗料での塗装で長く使用することが出来ますが、メンテナンス時期を誤ると錆が進行して穴あきを起こしてしまいますので、早め早めでメンテナンスを行うよう心がけていきましょう。
使用材料
ファインパーフェクトトップ(JN-90)
調査を行ったのは緩勾配で歩行も簡単な金属屋根材、瓦棒です。築40年程度の中古住宅を購入されたようですが屋根の色あせや錆が気になってしまい、メンテナンスをご検討されていました。金属屋根材は非常に耐久性に優れている為、スレートなどと較べるとメンテナンスサイクルを長く考えられます。しかしメンテナンス歴が分からない場合は注意が必要です。調査を行うと重ね塗りされているような形跡があるため塗装は定期的にされていたようです。しかしチョーキングや釘浮きが見られる為、やはり気になったこのタイミングでしっかり補修しておきましょう。
特別目立つような穴あきは無かった為、今回は希望通り塗装メンテナンスを行います。まずは高圧洗浄で屋根材表面のチョーキング・汚れ・旧塗膜を洗い流していきます。この時点で雨漏りを起こすような状態であればまず塗装が出来ませんので、室内の状態も確認しておきましょう。
金属屋根材の表面が乾燥した翌日は下地処理から行います。
錆や塗膜が傷んでいる部分はマジックロンやケレンで削り落とし下地を綺麗にしていきます。
その後1液ハイポンファインデクロで錆止めをしていきます。瓦棒の段差部分はハケで塗りこむように塗装しておき、その後広範囲にわたってローラー塗装をしていきます。錆止め塗料は金属屋根材と酸素・水をシャットアウトする効果がありますので、この時点で高い錆止め効果を発揮します。
しかしこの状態だけでは錆止めの塗膜がすぐに劣化してしまうため、必ず仕上げ塗料で表面保護を行っていきます。使用した塗料はファインパーフェクトップのJN-90です。日本ペイントおなじみのパーフェクトシリーズで、独自のラジカル制御技術により高い耐候性・耐久性を維持することが出来ます。それによりシリコングレードよりも長く綺麗な状態・艶を維持できます。
また下地を選ばず使用できますので、屋根材はもちろん付帯部にも塗装されることがあります。付着力が強く高い隠ぺい性を持っていますので、濃色から淡色への塗り替えもお手の物です。
中塗り・上塗りと仕上げ塗料を2回塗り塗り残し等がないかの確認を行えば屋根塗装工事は完了です。チョーキングで白っぽくなってしまっていた瓦棒屋根も塗り替えにより、艶が綺麗に太陽光を反射させていました。
屋根は太陽光・紫外線を最も受けやすい場所ですので、室内に暑さを伝えやすい場所でもあります。今回ホワイトに近い色で塗装することで太陽光を反射させ、
遮熱効果も向上させることが出来ました。
瓦棒屋根の塗装メンテナンスが完了しました。瓦棒は凸部にある芯木と呼ばれる下地木材に鋼板を釘止めすることで固定しています。経年により釘に浮きや抜けが見られると強風時に飛散してしまう事もありますので、今回塗装メンテナンスと合わせしっかり補修させて頂きました。
今後は隔年定期点検に合わせ状態確認をさせて頂きますので、今後もお付合いの程よろしくお願いいたします。
記事内に記載されている金額は2021年04月10日時点での費用となります。
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