ビフォーアフター
工事基本情報
施工内容
防水工事 雨漏り
使用材料
サラセーヌ(AGCポリマー建材)
施工期間
6日間
調査にお伺いしたところ、屋上(陸屋根)はやはり施工したばかりというような印象を受け、雨漏りを起こすような状態ではありません。雨漏りを起こしているのは居室の端にあたるとのことですので、今回は防水面ではなく笠木を確認していきたいと思います。
笠木は立上りを保護する部材で屋外の場合はアルミやステンレス、今回のようにガルバリウム鋼板等耐久性に優れた素材が使用されることがあります。一方室内では階段の上端に笠木が取り付けられています。他にも擁壁や塀にも笠木が取り付けられている事がありますので、意外と活躍の場が多い様に感じます。笠木は立上り壁の劣化防止と意匠性のために取り付けられていますが、笠木内部の防水性が衰えたことで雨漏りが発生してしまった可能性もあります。
また調査時に確認してみるとタイル外壁の一部が浮いてしまっていました。タイルは吸水性が低い為基本は塗装等のメンテナンスが必要ありません。しかし目地のひび割れやタイルの浮きがあると水が入り込み、雨漏りやタイルの剥離を起こしてしまう可能性もありますので、早い段階で補修を行っておくことが重要です。
まずは下地の清掃と不陸調整を行います。その後プライマーで下地の密着性を高めます。見えず施工後保護される部分は手抜き施工をされがちですが、それが結果雨漏りの原因になってしまいます。大事なのは今後雨漏りを起こさないよう正しい施工を行っていくことです。
ウレタン樹脂塗料を均一になる様に塗り重ねれば防水工事は完了ですが、防水層の耐久性を高める方法として強化メッシュを貼っていきます。そこに防水層を重ねることで密着性が高まるだけでなく、防水層としての強度も向上します。
その後今回雨漏りの原因にも挙げられる板金継ぎ目の補修を行います。通常はマスキングテープで養生を行いシーリング材を打設していくのですが、既存の状態に対して通常の施工では十分な厚みを形成できません。そこで今回はブリッジ工法でのシーリング補修を行います。
ブリッジ工法とはシーリングを打設したい部分に対してバックアップあ剤を取り付け土手を作ります。そこにシーリング材を打設し硬化させることで十分な厚みの目地を形成することが出来ます。十分に硬化したらバックアップ材を撤去し、板金とシーリング材継ぎ目に再度シーリング材を打設します。この工法を行う事で十分な厚みを形成出来ない現場での防水工事が可能となります。
本来であれば笠木を新たなものに変更することで万事解決なのですが、コスト面の関係上すべての現場で出来るとも限りません。なるべく費用を抑えたいという際に有効です。
私たち街の外壁塗装やさんでは雨漏りが解消できるよう、また工事回数を少なくしコストを抑えられるよう十分な調査の上、補修工事をご提案させて頂きます。点検・お見積りは無料ですので雨漏りでお困りの方はお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年04月15日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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