昭島市郷地町にお住まいのM様より屋根塗装メンテナンスのご相談をいただきました。ソーラーパネルが設置されているため撤去したほうが良いのか、撤去せずにメンテナンスが可能なのかといったご相談でした。屋根材の状態を確認したところ劣化もなく良好な状態でしたので、今回はソーラーパネルを設置したままでの塗装メンテナンスを実施することといたしました。
今回塗装を行うのはセメント系の化粧スレート屋根材です。厚み約5㎜と非常に薄いですが、圧縮されているため強度が高く25~30年ほどは利用できるといわれています。しかし塗膜が劣化してしまうと吸水してしまうため、10年程度で1度の塗装メンテナンスを行う必要があります。つまり運が良ければ3回塗装を行うかどうかといったところです。
また今回ソーラーパネルが設置されています。理想的なのは塗装のたびに取り外し、塗装後にパネルを設置しなおすことですが、撤去・再設置にもかなりの費用が掛かってしまうためオススメはできません。そこで今回は点検の上、屋根材に著しい劣化が見られずパネル下の劣化もそれほどではないと判断し、撤去せずに屋根塗装メンテナンスをご提案させていただきました。
早速施工の様子です。足場仮設後、メッシュシートを取り付け高圧洗浄で屋根材に付着している汚れを綺麗に洗い流していきます。洗浄で綺麗になった屋根材ですが、水も多く含んでしまっていますのでしっかり乾燥させるため時間を置きます。
後日しっかり晴れて乾燥していることを確認してから塗装の作業工程を再開します。スレート屋根材では毛細管現象が起きないよう
タスペーサーと呼ばれる部材を差し込んでいきます。タスペーサーを差し込むことで屋根材間に隙間を設け、屋根材内部に入り込んでしまう雨水を排出させることができます。内部で溜まってしまうと毛細管現象により、急に雨漏りを発生させてしまうことも少なくありませんので、必ず行っておかなければならない工程です。
塗装前にスレート屋根材を見渡しひび割れがないかを確認し、適宜補修していきます。塗装前に補修しておくことで塗装後にはまったく目立たなくなりますのでご安心ください。
シーリング材も硬化した後はいよいよ塗装です。まずはクリアーの下塗り塗料で屋根材をムラや塗り残しなく塗装していきます。
中塗り・上塗りを行う仕上げ塗料はヤネMシリコンのシナモンブラウンです。ヤネMシリコンは化粧スレートや波型スレートといった窯業系屋根材だけでなく、カラートタンの塗り替えにも使用できます。速乾性が高く次の工程にもスムーズに進めるため非常に使いやすい溶剤型シリコン塗料です。2回丁寧に塗り重ね屋根塗装工事は完了です。
艶の高いヤネMシリコンでの塗装によって艶も回復し綺麗な屋根材表面に仕上がりました。ソーラーパネルが設置されている部分だけは塗装ができませんが、次回の塗り替え時に再度確認し、必要に応じて撤去しての塗り替えなどを検討させていただきます。私たち
街の外壁塗装やさんでは今回の工事で施工保証をつけさせていただいております。隔年定期点検にお伺いさせていただいた際には状態をしっかり確認させていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
記事内に記載されている金額は2021年06月21日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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