新宿区高田馬場にお住まいのA様より「築20年近く経過した建物で最近になり訪問業者により屋根の指摘を多く受けるので屋根の調査をお願いしたい。これまでメンテナンスを行っていない為、メンテナンスが必要な状態だと思うのでお見積りをお願いします」とご相談をいただき調査にお伺い致しました。
3階建ての建物で、建物の環境や形状から屋根に上がっての調査が困難でしたのでドローンを使用して屋根の状況確認を実施致しました。
屋根の確認を行うと、スレート屋根には全体的に苔や藻の発生が目立ちました。また、汚れも多く付着しており美観性が損なわれている状態となっております。スレート屋根の表面塗装が劣化してしまうと塗料の持つ低汚染性や防カビ・防藻性、撥水性が低下することで苔や藻の発生、汚れの付着等の症状が発生しやすくなります。
屋根材本体や棟板金にはには著しい破損や問題のある症状は見受けられませんでしたので、ご安心いただきたく存じます。
調査報告を行い屋根塗装工事のご提案を行いました。メンテナンスの重要性にご理解いただき、工事をお任せいただく運びとなりました。
ビフォーアフター
工事基本情報
新宿区高田馬場にお住まいのA様より「築20年近く経過した建物で最近になり訪問業者により屋根の指摘を多く受けるので屋根の調査をお願いしたい。これまでメンテナンスを行っていない為、メンテナンスが必要な状態だと思うのでお見積りをお願いします」とご相談をいただき調査にお伺い致しました。
私達「街の外壁塗装やさん」では、建物の調査からお見積りの作成・ご提出迄を無料にて承っております。建物についてご不明なことやご心配ごとが御座いましたらお気軽にご相談下さい。
現地調査の様子になります。メンテナンスを検討している建物は、木造3階建ての住宅になります。
3階建ての建物は軒先に脚立が届かない為、調査を行う際には3階のベランダより脚立を使用し昇降を行いますが3階にベランダが無い場合やベランダに屋根が付いており昇降が困難な場合にはドローンを使用して調査を行います。また、屋根勾配が急な場合も屋根に登ることが難しいのでドローンでの調査となります。
こちらの建物で使用されている屋根材はスレートになります。スレートとは、モルタルを主成分として形成した平板に塗装を行った屋根材となります。屋根材の表面の塗装が7～10年程で劣化してしまうので定期的にメンテナンスが必要となります。
屋根材の表面塗膜には、紫外線や雨風によるダメージの影響で色褪せや苔や汚れの付着が多く発生しておりました。塗料の色褪せも劣化のサインとなり、塗料の持っている撥水性や低汚染性といった性能の低下を表します。塗料が劣化してしまうと、撥水性が低下し苔の発生や汚れが付きやすくなり屋根の見栄えを低下させてしまいます。
スレート屋根の一部では、ヒビ割れが生じておりました。スレートにヒビ割れが生じてしまうと、ヒビ割れ部分からモルタルが水分を吸収し屋根材の劣化を進行させてしまいますので早急な対策が推奨されます。
続いて訪問業者から多く指摘を受ける棟板金の調査を行いました。棟板金とは屋根の面と面が合わさる棟に取り付けられている板金が棟板金になります。面の合わせ部分は、屋根材だけでは隙間なく収めることが出来ませんので雨水の浸入を防止するために棟板金が設置されております。
棟板金には、スレート屋根との取り合い部に大きな隙間も無く釘が抜けている様子も有りませんでしたので特に問題の無い状態でした。棟板金の釘が抜けてしまい固定力が低下している状態ですと、強風により板金が飛散し周囲の建物や人へ接触し被害を与えてしまう可能性がありますので、定期的な点検と状況に応じたメンテナンスが必要となります。
屋根工事の様子になります。先ずは高圧洗浄を行い塗装に適した下地の状態をつくります。
高圧洗浄を行うことでスレート表面に付着した汚れや旧塗膜の除去を行います。旧塗膜は全て剥がれるわけではありませんが密着が弱くなっている部分に関しては剥がすことが可能です。屋根塗装は旧塗膜の上に塗料を乗せていきますので下地処理をしっかりと行わないといけません。塗装がすぐに剥がれてしまう等のトラブルに繋がってしまいますので重要な工程になります。
屋根塗装に使用する下塗り材はエスケー化研のマイルドシーラーEPOになります。使用する上塗り塗料によって下塗り塗料の種類も異なりますので使用材料に応じた選定が必要となります。
下塗りは、屋根材と塗膜の密着性を高め塗膜の剥離を防ぐものとなりますので塗り残しが無いように作業を進めて行きます。
下塗り後は、タスペーサーの設置を行います。タスペーサーとは、スレート屋根用の縁切り部材になります。
屋根塗装の際に縁切りを行わないと屋根材の重なり部分が塗料により密着してしまい排水の為の隙間が埋まってしまいます。屋根材の裏に湿気や雨水などの水分が回ってしまうと逃げ場を失い雨漏りの原因となってしまいますので必ず縁切りを行う必要があります。
上塗り塗料はエスケー化研のエスケープレミアム無機ルーフを使用します。
無機系塗料なので耐久性・耐候性に優れ長期的に屋根を守ります。色はA様とご相談し既存の屋根と近い色合いが良いとの事でしたので、カタログの色番号RC-117をお選びいただきました。
中塗り・上塗りの様子になります。こちらの工程では仕上げ塗料を使用して塗装を行う工程となります。1度塗りで仕上げようとしてしまうと塗料の吸い込みによる色ムラが発生してしまうので仕上げの工程は中塗りと上塗りの2回に分けて行います。
屋根塗装工事が完了となりました。工事完了後には、お客様にお立会いいただきドローンを用いて仕上がりの確認を実施し致しました。問題が無いことを確認したら施工完了となります。
今回の工事では施工保証を7年間お付けしております。初回点検は1年後になり、その後は隔年点検にお伺いし外壁の状態確認を行わせていただきますので施工後もご安心頂きたいと思います。
記事内に記載されている金額は2024年04月18日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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