柏市高田にある金属加工会社の倉庫にて行ったシーリング工事の様子をご紹介しております。こちらのお客様は、以前にも工事でお世話になっており「以前工事を行った所とは別の建物で雨漏りが発生しており修繕を検討しているので調査、お見積りをお願いしたい」とご相談をいただき調査に伺いました。
雨漏りが発生している建物は築15年程が経過した鉄骨造の建物で外壁にはALCパネルが使用されておりました。雨漏りは3階の壁面より発生しており外壁の確認を行うと、これまでメンテナンスを行ったことがない建物でしたのでALCの目地には無数のひび割れが発生しておりました。ALCパネルの継ぎ目はシーリングにより水が浸入しないように防水処理が行われておりますが、シーリングの劣化が生じると雨が吹き付けた際に水分が浸入してしまい雨漏りに繋がってしまうケースがあります。
雨漏りの発生状況や外壁の状態を考慮し、ALC外壁のシーリングの劣化による雨漏りと判断しシーリング工事のご提案を行いました。ご検討の末、工事をお任せいただく運びとなりました。
以前にも工事でお世話になりました柏市の金属加工会社のご担当者様より「以前工事を行った所とは別の建物で雨漏りが発生してしまったので修繕を検討しているので調査、お見積りをお願いしたい」とご相談をいただき調査に伺いました。
雨漏りが発生してしまった建物は15年程前に建設した鉄骨造3階建ての倉庫になります。外壁にはALCパネルが使用されており建設時よりメンテナンスは1度も行っていないとの事で外壁全体に塗装の色褪せが見られる状態になります。
ご担当者の方に雨漏りの状況をお聞きすると、雨漏りが発生してしまったのは3階南面の壁面になります。雨漏りが発生してしまった当日は雨量も多く南風が強く吹いていたことから、雨が南面の外壁に普段よりも多く吹き付けた事で外壁のひび割れ等の隙間から雨水が浸入してしまったと想定出来ました。建物内部から雨漏り箇所を確認してみるとALCパネルの継ぎ目付近に雨水による変色が数か所で発生しておりました。
外壁の状態を確認すると、ALCパネルの継ぎ目(目地)には無数のひび割れが確認出来ました。ALCパネルの継ぎ目はシーリングにより水が浸入しないように防水処理が行われておりますが、シーリングの劣化が生じると雨が吹き付けた際に水分が浸入してしまい雨漏りに繋がってしまうケースがあります。また、目地以外にもALCパネル本体にクラック(ひび割れ)が発生しており水分が浸入し易い状態となっておりました。ALCは吸水性の高い建材ですので塗膜やシーリングの劣化により水を吸ってしまうと膨張や収縮によりひび割れの原因になります。
調査報告を行いシーリングの他に外壁塗膜の劣化も見られましたのでシーリング工事を併せて外壁塗装工事のご提案を行いました。社内でご検討いただき今回は雨漏りに起因するシーリングの施工をお願いしたいとの事で、シーリング工事をお任せいただく運びとなりました。
今回のシーリング工事の費用は、1050円/mにて承りました。使用材料により金額が異なりますので詳しくはお問い合わせ下さい。
今回の工事範囲は、雨漏りが発生している南面の外壁シーリング施工となります。1階から3階まで全体的にシーリング作業を行いますので南面1面に部分的な足場の仮設を行っての作業となります。部分足場でしたので倒壊防止措置として壁繋ぎのアンカーをの設置を行いました。
シーリング工事の様子になります。先ずは施工を行う目地の周りをマスキングテープを使用し養生を行います。シーリングは柔軟性があり扱いにくい材料ですので施工の際には周囲を汚してしまったり、目地の外側にシーリングがはみ出してしまい仕上がりが汚くなってしまいます。この様なことを防止するためにも養生は欠かせません。また、マスキングテープの付着が甘くなってしまうと壁面とテープの隙間にシーリングが入ってしまい仕上がりが悪くなってしまいますので、密着性を高めるためにスポンジの付いたローラーでテープを抑えながら養生を進めました。
養生が完了したので続いてプライマーの塗布を行います。プライマーには、下地とシーリングの接着を高める効果や表面強度が脆弱な下地の表面強化、ブリードの防止等の様々な役割が兼ね備えています。これらの性能はシーリングの施工において欠かすことが出来ないものになりますので品質の確保という観点でもプライマー塗布は重要な工程となります。プライマーは刷毛を使い目地に塗っていきます。塗布後30分ほどで乾燥しますので乾燥が確認できたらシーリングの重点に移ります。
今回使用するシーリング材は、オート化学工業株式会社が製造しているオートンCP-1を使用します。ALC外壁専用のシーリング材となっており、材料硬化後は柔軟な弾性体となりALCなどの外装への負担を軽減できます。また、振動や変移への追従性に優れたシーリング材となります。シーリング施工後の塗装も可能になります。
シーリング充填の様子になります。シーリングの充填作業にはコーキングガンといわれる専用の器具を使用して行います。コーキングガンを使用することで均一に材料の充填が可能になったり下地と材料の間に空気が入り込むことを防げるといった利点があります。
シール充填後は、仕上げ用のヘラを使用し表面を均します。こちらの工程では、シーリングを均すと同時に抑えることが出来るので下地との密着性の向上や表面を綺麗に整えることが出来ます。表面の仕上げが完了したら目地周りの養生を撤去し作業が完了となります。養生撤去の際はシーリングがまだ硬化していない為、施工箇所に触れないように注意して作業を行う必要があります。
作業完了後に再度施工箇所全体の見回りを行い、作業のやり忘れや修正点が無いかを確認し作業が完了となります。施工後に何度かゲリラ豪雨が降ったそうですが雨漏りが再発してしまう様子は見られず、雨漏りが改善されてご安心いただくことが出来ました。
私達「街の外壁塗装やさん」では、建物の調査、お見積りを無料で行っております。建物の事でお困りの際にはお気軽にご相談下さい。
記事内に記載されている金額は2023年09月01日時点での費用となります。
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