もともと屋根、外壁塗装工事を検討していましたが、外壁がサイディングボードということで継目のシーリングの著しい劣化が見られ、一緒にシーリング工事を提案し工事に至りました。
まずはじめに既存のシーリングを撤去していきます。既存のシーリングの上から新しいシーリングを打ち増す方法もありますが、打ち替えより確実に劣化が早いです。理由は単純で、既存のシーリングがある分厚みが出ないからです。打ち増しで工事してしまうと次回工事の間隔が短くなり、20万円ほどの足場代が毎回かかってしまいますので打ち替えを行いました。
既存のシーリングを撤去する工程としてシーリングの間にカッターを入れて剥がしていきます。目地に沿ってカッターで切り込みを入れると綺麗に剥がれていきます。端に既存のシーリングの残りがある場合はカッターで削っていきます。ちゃんとシーリングを撤去しないと新しいシーリングが剥がれてきたりと不具合が生じる可能性が高くなるのでシーリングの撤去作業一つでも丁寧に行っています。
既存シーリングが終わったら周りをテープで養生し、新しいシーリング材がサイディングボードにつかないようにした後、プライマーというものを塗っていきます。プライマーを簡単に説明すると接着剤みたいなものです。プライマーを塗ることでシーリングの接着力が格段に増すので、プライマーを塗る作業は欠かすことのできない作業です。
プライマーを塗っていない業者も数多くありますが、私たちは1工程多く手間がかかっているため不具合が起きにくくなります。またプライマーを塗ったらその日にシーリングを打たなければ効果が減少してしまうのでシーリング工事は簡単そうに見えて1日以上かかる作業です。早すぎる工事には気を付けてください。
プライマーを塗り終わったらいよいよ新しいシーリングを打っていきます。当社では普通のコーキング剤は使用していません。なぜなら普通のコーキング剤は外壁よりも耐久年数が短いからです。外壁塗装が15年耐久の高級塗料を使ってもシーリングが先に劣化し、シーリング打ち替え工事だけを行わなくてはならないのです。そのため当社ではオートンイクシード15+というシーリング材を使っています。
オートンイクシード15+は雨ざらし、日ざらしの状態で15年の耐久年数があるシーリング材で外壁を高級塗料で塗装してもシーリングが先に劣化するという事が避けれます。
シーリングを打つ際にも空気が入らないように注意して行っています。またシーリング材が壁に付き、時間を置くと取れにくくなってしまうので正確にシーリングを打っていきます。
外壁に着いてしまった場合はシンナーを含めた布で綺麗に拭き取っていきます。
シーリングの打設が終わったらヘラで伸ばしていきます。隙間ができないように表面がきれいに仕上がるように行います。
簡単そうに見えて、難しいので職人の腕が光ります。
ヘラを使って伸ばす作業ですが、テープで養生している為、綺麗に伸ばせることが出来ます。
テープを綺麗に貼る作業一つでも繊細さが求められます。
最後に養生テープを綺麗に剥がせば完成です。と言いたいところですがシーリングとしての役割を形成するには2日間ほどかかります。工事が終わったからといってむやみにシーリングを触らないように注意してください。
記事内に記載されている金額は2017年12月01日時点での費用となります。
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