「モルタルの外壁のヒビ割れが心配、そろそろ塗り替え時期かなと思ったので一度見積をしてほしい」こういったお問合せを八代市にお住まいの方から頂きました。
現場調査にお伺いするとお問合せ通りクラックの補修跡が多数見られました。更に付帯部もコケや錆などで劣化が始まっている様子が見られました。
更に玄関木部を見てみると大きく損傷はないものの少し気になるところもありました。
外壁と付帯部の塗装と、木部に関してはサービスでお見積りを行ったところ、費用や工法に納得していただけたので今回ご契約となりました。
使用材料
外壁下塗り:アンダーフィラー弾性エクセル 外壁上塗り:パーフェクトトップ 付帯部:クリーンマイルドシリコン 付帯部錆止め:1液ハイポンファインデクロ 玄関木部:キシラデコール 玄関木部梁:ファインウレタンU100木部用クリヤー
まずは劣化の状態から確認していきましょう。
モルタル外壁から見ていくとすでに
ひび割れを補修した跡が見られますがこのままでは見た目が良くありません。
他の外壁の方にもいくつか見られました。
更に付帯部である庇には
鳥の糞が残っており、鳥の糞は酸性が強いため塗膜の劣化を加速させます。
そのほか破風板や鼻隠しなども経年劣化で
塗膜の剥がれなどが見られました。
破風板などは劣化すると雨水などが入って雨漏りにもなったりするので定期的なメンテナンスは欠かせません。
外壁塗装の様子と付帯部塗装の様子、玄関木部塗装の様子の3部構成でこの後紹介していきます。
まずは職人の安全を確保するために
足場の組み立てを行います。
その後、高圧洗浄を行って住宅全体の汚れを落としていきます。
もちろん塗装しない箇所も含めて丸洗いします。
そしたら紙テープとビニールで塗料が飛び散らないように養生して準備はばっちりです。
まずは外壁の保護と表面の余計な凹凸を埋めるために下塗りをします。使用したのは日本ペイントの「
アンダーフィラー弾性エクセル」です。
この塗料が
ひび割れに対して強いので今後のひび割れ対策になります。
どの工程でも基本的にはローラーとハケを使って漏れやムラなく丁寧に塗っていきます。
終わったら塗料を乾燥させるために一日置いてから中塗りをします。塗装は各工程の塗料を乾燥させてからじゃないと次の塗料が正しく密着してくれません。乾燥せずに次の塗装を行うと塗料が混ざったりして正しい塗膜を形成できないため施工不良となって、すぐに剥がれて劣化が早まるだけになります。
下塗りの翌日中塗りになります。
使用したのは日本ペイントの「
パーフェクトトップ」です。
紫外線などに強い耐候性を持ちつつ、美しい仕上がりも提供してくれる塗料になります。
最近はモルタルや窯業系サイディングなど凹凸の激しい外壁が増えてきたのでこういった塗料によって長持ちさせることが大事になります。
中塗りも終わったら下塗りの時と同様に1日置いて最後の仕上げである上塗りを行います。
仕上げ塗料は1回だけでも密着してくれるかもしれませんが、あらかじめ同じ塗料を塗っておくと更に馴染みやすくなってしっかりと塗膜を作ってくれるので確実に長持ちしてくれます。
最後に上塗りになります。
この塗装が一番表に見える仕上げになるため、ムラが出てしまうと見た目が悪くなってしまうので注意です。
使用塗料は中塗りと同じものになります。
メーカーからの指定がない限り中塗りと上塗りは同じ塗料を使うことがほとんどです。
塗装するとき今回の様なモルタル外壁の場合は表面の凹凸を消さないように塗料の量を気を付けながら塗っていきます。塗料の量が多すぎると本来のデザインを消してしまうことがあるので気を付けなければいけません。
続いて付帯部の塗装の紹介をしていきます。
まずはケレンと言って、ヤスリなどで表面を削り錆を落としたり表面に小さな傷をつけて塗料の密着力を上げるための作業をします。これをするとしないでは全然仕上がりも違いますので絶対します。
付帯部は外壁と違って、劣化が激しい箇所ではないので基本的には同じ仕上げ塗料を奇麗になるまで複数回塗ります。ですが、庇などは金属でできているため錆が出てはいけないので下塗りとして錆止めを塗ります。
使用したのは日本ペイントの「
1液ハイポンファインデクロ」です。
その後仕上げ塗料として日本ペイントの「
クリーンマイルドシリコン」を使用しました。
かびやコケなど菌や汚れにとことん強い耐久性の高い塗料なので付帯部の塗装にはもってこいです。
基本的にはこの塗料を2回塗るのですが、仕上りが悪かったりすれば奇麗になるまで塗り重ねていきます。
今回職人が個人的に玄関木部の状態がやや気になるとのことで塗装させていただくことになりました。
こちらはサービスなので料金は一切頂いておりません。
木材は住宅に使われる素材の中でも劣化が激しい部類なので手入れがなかなか厳しいものではありますが、
メンテナンスを欠かさなければとても見た目の良い空間が出来上がります。
まずは下塗りなのですが木材は塗料の吸い込みが激しいため下塗りを2回行います。
サンディングと呼ばれる下塗り塗料を2回塗って更にヤスリでケレンをします。塗装毎にケレンをすることで表面が滑らかになり、仕上りがとても美しくなります。下塗りが終わったら続いて上塗りを3回行います。
使用したのは大阪ガスケミカルの「
キシラデコール」です。
塗膜を作らず、内部から木材を防腐・防カビ・防虫効果を発揮してくれる塗料になります。
梁は他の木部と違って更に良い木が使われているため木そのものの味を出すために透明の塗料を選びました。
使用したのは「
ファインウレタンU100木部用クリヤー」です。
耐候性も高く変色がしないので見た目の良さが長く保たれます。
上塗り→ケレン→上塗り→ケレン→上塗りと繰り返して上塗り3回目で塗装完了になりました。
もちろん仕上りが悪かったり、塗料の吸い込みが激しいと感じた場合には更にこの工程を増やします。
この後足場解体してゴミが残らないように掃除をしたら工事は終了になります。
今回こちらの工事にかかった費用は
98万円になります。
内訳は足場代で
18万円、塗装代で
80万円です。
足場代は敷地面積によって上下してきます。(今回は45坪)
施工期間は
12日で、足場組立に
1日、塗装工程に
10日、足場解体に
1日となっております。
今回こちらの工事には5年の保証がついており、定期的に問題が無いかのメンテナンスをさせて頂きます。また、メンテナンスの前に何か問題があればお伺いいたしますので、その際はすぐご連絡ください。今回こちらの施工事例をみてお家の塗り替えが気になられた方は
無料点検・調査をやっていますのでぜひ気軽に当店へご相談下さい。
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記事内に記載されている金額は2023年07月16日時点での費用となります。
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