「1年ほど前に木部を半分ほど塗ったが、大変過ぎて諦めて業者に塗装をお願いしたい。木部がかなり傷んできているので色を付けた塗装をお願いしたい。」このようなお問合せを菊池市にお住いの方から頂きました。
実際に現場調査に向かうと、確かに木部は全体的に傷んでいました。
ウッドデッキは腐って危険な状態でしたが、玄関木部は軒があったおかげで少し日焼けしていた程度。
調査の結果から当店は
「木部は染み抜きをして色を付けて塗装、その他モルタル外壁と付帯部も塗り替え。今回だけでは完全に仕上げるのは難しいため、下地を整えて3年後の早めのメンテナンスで完全復活の方がお勧め」と提案したところ、内容にご納得頂けたので今回工事のご縁を頂きました。
使用材料
木部染み抜き:アクロンAB 外壁木部、ウッドデッキ:バトンプラス 玄関前木部:キシラデコール モルタル外壁下塗り:アンダーフィラー弾性エクセル モルタル外壁上塗り:ファインパーフェクトトップ 付帯部:クリーンマイルドシリコン
今回塗装工事を行う現場は菊池市にお住まいのお客様のお家になります。
まずはどういった症状なのかを確認していきましょう。
お客様が1年ほど前に塗られたところと塗られてないところがはっきりわかりますね。
塗装の有無で色の違いや傷み具合などが変わるため、下地が全体的に均一ではありません。
腐っていて乗ることができない危険な状態にありました。
これは塗装だけではどうすることもできないので、大工さんに新しく作ってもらう必要がありそうです。
玄関は軒があったおかげで紫外線などの影響が外壁に比べて少なく、少しの日焼け程度で済んでいました。
元がリシン仕上げの
モルタル外壁です。
経年劣化で塗料の保護機能が失われ始めているので汚れが残って黒く目立ってきています。
軒天井には雨染みなどの汚れが広がっていて、樋にはコケが多く生えていて共にあまり良い状態とは言えませんでした。
それではまずは塗装前の準備になります。
まずは高所作業を安全に行うために住宅の周りを囲って足場を組み立てます。
敷地の広さや建物の高さによって値段が変わってきます。
その後エンジン型の高圧洗浄機を使って建物全体の汚れを落としていきます。
雨の日でも作業可能です。
今回はこの高圧洗浄と並行して木部の染み抜きを行います。
使用したのは株式会社ミヤキの「
アクロンAB」で、あくや手垢などを処理できる木部塗装の下地処理に使える材料です。
噴霧器で吹き付けて30分後に高圧洗浄で流します。
染み抜く前と後の比較がこのような感じになります。
明らか抜いた後の方が明るくなりましたね。
先ほど説明した通り今回外壁木部は1回で仕上げると難しく、その理由がかなりの日数と費用が掛かってしまうからです。
なので今回は下地を整えて色を付けることを目的としています。
使用したのは「外部用水性バトンプラス」になります。
退色・変色に強いので長期間その見た目を保持してくれて、木材の繊維深くまで浸透して中と表の両方から防虫・防蟻・防腐・防カビとあらゆる外敵から木材を保護してくれます。
まずハケで丁寧に塗って翌日に圧送ガンで大量に吹き付けていきます。
今回外壁木部は傷みが激しかったため塗料が大量に吸い込まれると考えられたので多めにしています。
最後に圧送ガンで吹き付けていくのですが、口径を細かくすることで粒が小さくなるため表面がツルんとしてとても美しくなります。
おそらく普通の職人では知らない技術のため、1級塗装技能士自慢の技術の一つになります。
続いて玄関木部には大阪ガスケミカルの「
キシラデコール」を使用しました。
この塗料も木材内部に浸透し、中と表の両方から防腐・防カビ・防虫効果を発揮します。また、日光や雨風にも強いので長期間その色と見た目を保ってくれます。外壁同様ローラーは使わず今回はハケのみで2日かけて2回塗っていきます。
こちらの木材は傷みがそこまでないため塗装全てハケで行います。
こちらは先に大工さんに新しいものを作ってもらっていますので今回の塗装で完璧に仕上げました。
使用したのは外壁木部にも使った「
水性バトンプラス」です。
外壁が明るめの色になっているためウッドデッキも落ち着きありつつ明るい雰囲気の色で仕上げました。
木部に続いてモルタル外壁も塗装していきます。
使用した塗料は下塗りに日本ペイントの「
アンダーフィラー弾性エクセル」、上塗りに「
ファインパーフェクトトップ」です。
下塗り1回、上塗り2回の3回塗装で仕上げていきます。
防藻・防カビ性能の付いてる塗料を使用しているのでこれから長期間今まで見てきたようなコケとはおさらばです。
付帯部は塗装前にケレンと言ってヤスリで表面を削って錆を落としたり、表面に小さな傷を作ったりして塗料の密着力を上げる作業をします。その後同じ塗料を2~3回塗ります。
今回使用した塗料はエスケー化研の「
クリーンマイルドシリコン」で、菌や汚れに強いだけでなく塗料そのものの耐久性も高い塗料です。
軒天井は別の塗料で日本ペイントの「
水性ケンエース」を使用しました。
今回かかった工事費用は
180万円で、内訳が
「足場40万円、塗装115万円、ウッドデッキ25万円」になります。
日数は20日でした。
色や傷み具合が塗られてるところと塗られてないところで変わる木部の塗装工事だったので他の塗装やさんだと難色示されるような少し難しい工事でした。1回では完全復活はできないものの、できるプランを提案して今回できることは全部努力させて頂きました。
お客様にも大変喜んで頂き、更には3年後のメンテナンスのご予約もいただけたので非常に嬉しかったです。
この記事を読んで気になられた方はぜひ街の外壁塗装やさん熊本店へご相談ください。
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