北名古屋市にて以前外壁塗装を施工させてもらったお客様に今回
ご紹介して頂きました。ちょうど他の会社の見積もりを取っている状況で相見積もりでした。工事を検討したのは近所で外壁塗装をしていてその業者が挨拶がてら勧めてきたのがきっかけ
です。お客様がご心配していたのは屋根の一部が下に落ちてきていたのと、室内の雨漏れが強い雨の時に起きるとのことでした。
使用材料
屋根 スーパーシャネツサーモF 外壁 超低汚染リファインSI-IR
外壁塗装を行う前に建物調査を詳しくします。一番わかりやすい外壁の劣化診断としてチョーキング現象があります。他にサイディング壁の間の浮きや北面にはコケが生えていたりします。
*チョーキング現象・・・正式には「白亜化現象」と呼ばれてます。外壁を手で触った時に白い粉がつく状態のことをいいます。この白い粉は塗膜の顔料が紫外線のダメージで
粉化したものです。
*サイディング壁の浮き・・・窯業系サイディングの主な原料はセメントと繊維でその厚みは12~14mです。一見頑丈そうに見えるサイディングですが紫外線や雨水が浸水して変形して反り返る状況のことです。
*外壁のコケ・・・主に外壁材の防水機能が失われている状態で湿気が溜まりやすい北側に生えやすいです。外壁材に凹凸が多いとそこに水が溜まりやすくコケが繁殖しやすいです。
足場を掛けてからまず最初に行う作業が高圧洗浄になります。高圧洗浄は外壁塗装をするのに欠かせない重要な作業になります。屋根や外壁についているコケ、藻やホコリなどを業務用の高圧洗浄機を使って手で触ると切れてしまうような強い圧で汚れを落としながらクリーニングしていく作業です。この作業を怠るとせっかくいい塗料を使用して塗装しても塗料の機能が発揮されません。汚れが残っていると塗料と外壁の密着が悪くなるためです。コケやホコリが残ってる上から塗ってもすぐに塗膜が剥がれてきたり、すぐ色あせてしまったりといいことがありません。
外壁塗装の高圧洗浄にかかる水道代はお客様のご負担でご協力頂いてます。平均して水道代を計算すると1000~2000円ほどになります。
基本的に屋根から洗浄をおこない、その後外壁を洗浄していきます。順に上から下へ汚れや汚水を綺麗に流しながら作業して完了になります。その後しかりと乾燥させます。
次にコーキング補修を施工します。コーキングの主な目的は下地の劣化を防ぐことと雨漏れを未然に防ぐことです。特に窯業系
サイディングの
工事では建物の揺れや劣化が原因で目地部分に隙間が開いてしまいます。これを放置すると、その隙間から雨水が建物内部に侵入してしまうことがあります。建物内部の躯体が腐食してしまい大きな修繕工事をしなければならなくなってしまいます。
そもそもなぜ目地があるのかというと新築時の作業の施工性の確保、寒暖による伸縮、揺れなどによる
建物へのダメージを防止するためです。
基本的に目地は打ち替え、サッシ廻りは増し打ちで作業します。
*打ち替えとは既存のコーキング材を全て取り除き、新しいコーキング材を新設します。
*増し打ちとは既存のコーキング材の上から重ねて充填します。一番良いとされるのは打ち替えですがサッシ廻りなどは無理に撤去しようとすると傷つけてしまい、そこから雨漏れが発生する場合があります。
高圧洗浄と同様に上から順番に塗装していきます。まずは屋根塗装です。劣化してクラックが発生している場合があります。そのまま塗装してしまうとそこから雨漏れが発生することがあるのでコーキングで補修していきます。
クラックを補修したら下塗りを塗装していきます。屋根には塗料の密着を良くするためのシーラー、棟板金部分は鉄になりますので錆止めを下塗りに使用します。その際、屋根板金の釘が出ている場合があります。しっかり打ち付けて釘が出てこないように
コーキング処理することを
推奨します。
下塗りが終わり乾燥したらタスペーサーを差し込んでいきます。
*タスペーサーとは屋根塗装の際に屋根材の隙間を塗料でふさがないようにするための道具です。縁切り効果があり屋根塗装の工程では必ず必要な道具になります。
次に中塗り、上塗りを塗装していきます。中塗りは塗膜を確保するためにしっかり塗布します。上塗りは仕上げ作業です。丁寧に施工することで耐久性を上げて美観性も確保できます。屋根の塗装で注意が必要なのは雨が残っている状態や気温が急落して結露をしてしまう状態で塗装を行うと、ツヤが引いてしまってムラムラな仕上がりになっていしまいます。
次に外壁塗装していきます。アルミ
サッシなど塗装しない箇所を養生していきます。養生が終わりましたら屋根同様、下塗りを塗っていきます。しっかり乾燥させてあと、仕上げの中塗り、上塗りを塗装します。
今回外壁に使用したのはアステック塗料の超低汚染リファインSI-IRという塗料です。シリコン塗料ですが従来のシリコン塗料と比べてかなり高耐久です。フッ素塗料と比べても遜色ありません。特殊コーティング技術で汚れが非常につきにくく雨水となじみやすく汚れを洗い流してくれます。さらに遮熱機能があり外壁を夏の高温度から守ってくれます。特殊無機顔料も混入されており紫外線による色あせも少ないというとてもおススメの塗料です。
記事内に記載されている金額は2021年06月01日時点での費用となります。
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