愛知県弥富市のS様のお宅で、以前S様の目の前のお宅を弊社で外壁塗装させて頂き、工事完工のご挨拶にお伺いした際にサイディングの縦目地のコーキングがひび割れしているとご相談をもらいました。時期もそろそろだからということでお見積りのご依頼を頂いたのがきっかけになります。
外壁の塗料はエスケー化研のプレミアムシリコンを推奨させてもらいました。塗料にはそれぞれランクがあり、耐久性、美観性など塗料の性能に差があります。基本的にアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、無機の順番にランク別で別れています。
今回はシリコン樹脂ですがラジカル制御塗料という材料です。ラジカルとは外壁や屋根の塗膜を退化させてしまう原因の一つで外壁の塗膜の劣化で指で触ると粉がついたようになる「チョーキング現象」を発生させてしまうものです。このラジカルの発生を制御する役割をするのがラジカル制御塗料です。この性能によって従来のシリコン塗料より高耐久を期待できます。
屋根の塗料には日本ペイントのサーモアイSIを推奨しました。この材料は遮熱塗料といい、太陽光の赤外線を反射させることで、夏の暑い日でも屋根面の温度上昇を抑え、快適な環境づくりに貢献してくれます。
S様にこの2つの塗料を推奨させてもらったところ、是非その塗料でお願いしたいということでご契約して頂きました。
弥富市のS様邸の施工前写真です。ご契約を頂きましたのでS様と入念な打ち合わせの後、工事着工日を決めます。決まりましたらまずは1週間から10日前に近隣のお施主様に工事のお知らせと工程表を作成し、ご挨拶にお伺いします。その際に工事に関するご不明点等ありましたらご対応します。
足場仮設工事を行います。
次に工事を安全に施工するために足場仮設工事を行います。塗料やゴミが飛散しないようにするのと職人の落下防止を予防するために飛散防止シートを足場に張ります。
外壁や屋根の汚れを強力な水圧で洗い落としていく高圧洗浄を最初に行います。ケルヒャーなど家庭用で使われているものでなく手に当てたらケガをしてしまうほど強力な水圧で作業します。
高圧洗浄は塗装の際には必ず必要な工程です。塗装前の塗膜は、屋外で紫外線、雨風にさらされてとても劣化している状態です。しっかり洗い落として乾燥させたのち塗装を行うことで塗料がしっかり密着してくれます。
しっかり下地補修をしてから塗装していきます
高圧洗浄で汚れを落とした後は鉄部はしっかりと錆を落とすケレン作業を行い、クラックと呼ばれる外壁のひび割れなどはコーキングで補修します。きちんと下地補修を行った後に塗装をしない箇所に養生をしてからようやく塗装を行っていきます。
下地補修が終わりましたら下塗り作業になります。下塗りは上塗りする時の塗料がしっかりと密着するための工程になります。基本的には1回塗りですが今回のスレートの塗り替えの場合はスレートの劣化状況によって下塗りを2回塗る場合があります。スレートの劣化がひどいと下塗りが吸い込んでしまい、塗料を密着させる役割を果たさないためです。しっかりと乾燥させてから今度は上塗りの塗料を塗る中塗り作業、再度乾燥させてから上塗り作業と計3~4回塗り重ねて完成させていきます。乾燥時間をきちんと取らないと塗料の機能が発揮されないので注意が必要になります。
屋根塗装と並行して外壁塗装も行っていきます。屋根と同様、下塗り作業から行います。その後中塗り、上塗り作業です。一般的に中塗り、上塗りは同じ塗料を使用します。なぜ2回塗るかというとほとんどの塗料が中塗り、上塗りと2回しっかりと乾燥時間を守って塗装することで性能を発揮できる設計になっているからです。中には中塗り塗料が違う塗料の仕様や中塗りが必要ない2工程で仕上げる仕様の塗料もございますので確認が必要になります。
屋根・外壁の塗装が完了しましたら付帯部の塗装を行っていきます。付帯部とは屋根・外壁以外の細かい箇所のことをいいます。軒天、雨樋、破風板、庇、水切りなどがあります。基本的にはアルミなど塗装できない箇所以外は塗装します。各部位で塗装の工程、使用する塗料が違ってくるのでこちらも仕様の確認が必要です。
全ての塗装が完了しましたら施主様と一緒に完了確認検査を行います。施主様自身の目で仕上がりを確認してもらいご満足して頂けましたら足場解体作業をします。足場を解体後に再度確認してもらい完工となります。外壁の色も施主様が悩みに悩んで選んだ色でしたがイメージ通りで全体的にとても綺麗に仕上がり施主様にご満足頂けました。
記事内に記載されている金額は2021年06月01日時点での費用となります。
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