お隣で工事をされている職人さんに屋根が剥がれていますよと言われてたのでお問い合わせいただきました。
現場調査を行いました所、棟板金部分が剥がれています。
棟板金は、雨漏りになりやすい場所です。棟板金の釘の緩みによって生じた隙間から侵入
した雨水が長い間をかけて内部の木材を侵食してしまいます。
早急に対応が必要となります。
足場を架設し、屋根での作業に入ります。
まずは、既存棟板金を撤去していきます。
貫板と、割れてしまったカラーベストを取り付けていきます。貫板とは、棟板金の下地になる部分です。
貫板の種類
・木製の貫板
従来の棟板金を固定している貫板は木製がほとんどです。(今回もそうです。
)
軽くて加工がしやすい点などが特徴です。
そのため、雨水が侵入すると腐食のや劣化のスピードが速まり、釘を固定する力も弱まってきます。
・樹脂製の貫板
最近の貫板には樹脂製のものもあります。樹脂製の貫板は水分を吸収しにくいのが特徴です。
又板金を固定するのにも釘ではなくステンレス製のビスを使用します。
樹脂製の貫板は、割れやすいためビスや釘の位置を誤るとうまく固定されず割れてしまう事があります。
・ガルバリウム
木材や樹脂製以外にもガルバリウム鋼板を下地として使用することもあります。
ガルバリウム鋼板を使用することで、樹脂製同様に腐食しづらいため、長期間メンテナンス不要となります。
基本的にビスでしっかり固定されるので、強度がでます。
ですが、風の動きで年数が経つと徐々にビス穴が広がり、抜けてしまう事がある為注意が必要です。
次に新しい棟板金を新設して完了となります。
今回は、剥がれた棟板金部分の補修工事となりました。カラーベスト自体も少々劣化しているように見受けられますので
、またメンテナンスもお考えいただけたらと思います。
屋根での作業は大変危険です。「これくらい自分でできるんじゃないか」と思って屋根に上られる方もおられるかもしれませんが、絶対に危険なのでおやめください。
大きな事故につながる可能性があります。高所作業や、屋根作業などは専門
業者に必ずご連絡ください。
長年の経験がある職人でも落下してしまうことも稀にあります。経験のない方が屋根に上るとなると、危険すぎますので絶対にしないでください。
記事内に記載されている金額は2022年11月19日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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