永くお付き合いいただいているお客様が、この度
中古戸建を購入されたとのことで建物全体のリフォーム工事をご依頼いただきました。
中古住宅を購入され、全体のリフォーム工事をご希望のためまず建物全体の劣化状況を確認していきました。 屋根は棟の板金が写真のようなサビだらけの状態で、これは地上からも見えるので想定していた部分ですが、屋根材は遠目に見ると塗装で良さそうな雰囲気でした。 実際に屋根へあがって調査してみると、屋根材の表面は比較的状態が良いのですが、とにかく亀裂が多くありました。お客様への報告の為、数えてみると全体で65か所の亀裂があり、これは塗装しても早晩葺き替えが必要な事態になることは容易に想定できました。
カバー工法は古い屋根材を撤去しませんが、新しい屋根材と干渉する棟板金は撤去します。
今回の屋根材自体にアスベストが含まれているかは調査していませんが、建築年からは入っている可能性が高い反面、クラックの多さから、アスベストを含まない屋根材に切り替わり始めた当初の、強度が弱いカラーベストの可能性もあります。
ゴムアスファルトルーフィングという防水の役割を持つシートを貼ります。 新しい屋根材は古い屋根材を貫通して下地まで届くビスで留め付ける為、防水層が必要になります。
ルーフィングを貼り終えました。
新設屋根でもここまで済んでいれば当面の雨漏れの心配はありません。
ルーフィングを貼っているところで新しい屋根材が到着しました。
だいたい60㎡弱の数量でこれくらいです。長さは3mくらいありますが、非常に軽いので1枚だと子供でも持ち上げることができます。
屋根材を貼る前に屋根端部のケラバ(写真の部位)という部品や雨樋に一番近い軒先の唐草(からくさ)を取り付けます。
軒先の唐草から頂上(棟)に向かって順番に屋根材を貼っていきます。屋根材同士は勘合するような形状になっていて、水密性も確保されます。
屋根材自体はビスで留め付ける為、耐風性が非常に高く、台風などで飛ぶことはほぼないと思います。
屋根材を一面だけ葺き終えた状態です。
下地がまっすぐ通っていれば新しい屋根もこのようにきれいになります。
下地が波打ってると新しい屋根も少し緩和されますが
波打って仕上がります。
屋根材を葺き終えたら棟板金の取り付けです。
貫板(ぬきいた)を芯材にして屋根材と同質の棟カバーをビスで留め付けます。
屋根工事の完成です。
50㎡くらいであれば2~3日で施工が完了し、施工中の雨漏れの心配もないので施工もやりやすいですね。
重量を心配される方もいらっしゃいますが、新しい屋根材のスーパーガルテクトは非常に軽量なため、建物への負担は少ないので安心してください。
記事内に記載されている金額は2023年01月17日時点での費用となります。
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