購入された新居の色を好きな色に変えたいということでご相談いただきました。
工事前の調査時の写真です。築6年の建物ですので特に目立った傷みはありません。新築時に使われた塗装に少し良いものが使われていたのも幸いしています。 リシンというザラザラした吹付塗装ですと築3年程度で雨スジ汚れが目立ってきますが、それもありませんでした。
塗装前にはまず外壁洗浄です。
外壁についたホコリ・汚れを洗い流して下地を整えます。
ついでに駐車場のインターロッキングも洗浄しました。
家庭用の高圧洗浄機だと1日かかる面積でも、業務用の洗浄機なら1時間くらいで終えられます。
外壁は下塗りを施した後、上塗り
塗料パーフェクトトップ
の仕様である2回塗りで仕上げる予定でしたが、白からネイビー
(濃紺)への色変えのため、2回塗っても
わずかにムラが見えたので
3回塗って仕上げることになりました。
これは3回目の上塗りです。
ちなみに塗料って乾く前と後で色が変わるのを知っていますか?
職人さんの用語では色が”あがる”とか”のぼる”といいます。
油性より水性の方が色の変化が大きいそうです。
この写真は少し手直しが必要な部分があったので1マスだけ塗りましたが、これが乾くと周囲と同じ色になるので驚きです。
軒天井は白で仕上げ。水性ケンエースという透湿性のあるつや消し塗料を使うのが一般的です。
下塗り不要の2回塗りで仕上げられるのでコストを抑えられるのがメリットです。
漆喰壁の塗り替えに使うこともあります。
破風板と雨樋は外壁とのコーディネートでツヤを抑えたブラックで仕上げ。
左の写真は塗装前です。
足場を解体すると濃紺でカッコよくなった姿
が現れました。
配色のシミュレーションで2色使いも検討されましたが、最終的には1色をチョイスされました。
今回の
紺色は特注色のため、見本を5種類ほど作成し、その中から日塗工75-20Dという色番で施工しています。
築10年未満で塗り替えられる方は多くありませんが、得られるメリットも多いので検討してみても良いと思います。
こちらの建物はALCという外壁材が使われていますが、ある程度傷んでから塗り替える場合、ALCパネルの継ぎ目に使われているシール
材を直してから塗装します。
でも今回は築年数が浅いので、
まだシール
材に劣化が見られませんでした。この時点で耐候性の高い塗料でコーティングできれば、シール材
の寿命を延ばすことができるのです。
サイディングの建物であれば、紫外線カット機能のあるクリア塗装を施すことで、同じくシール材の長寿命化が図れるうえ、新築時のサイディングの塗装も長く維持することができます。
特に高意匠サイディングと言われる多色塗装されたサイディングは築
12年くらいでクリア塗装するのが難しくなってくるので、
早めの相談をおすすめします。
記事内に記載されている金額は2023年01月20日時点での費用となります。
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