外壁塗装を弊社でした際に屋根も心配との事で、屋根に上り調査したところ、土がなかったり、すべり落ちないように止めている釘が錆びて抜けてしまったりとしていたので、葺き替えをご提案させていただきました。
使用材料
S型瓦、ルーフェイング、プラスチック面戸
瓦の下に敷いてある土がボロボロと剥がれ落ち、このような状態になっています。また、瓦を固定する釘が錆て折れたり、無くなったりしているので瓦が下に滑り落ちそうな危険な状態でした。
まず、既存の瓦を剥がします。二階から瓦を下げたり、上げたりするのは大変なので電動の荷下ろしができる脚立を使用します。
剥がし終わった瓦です。 洋瓦と言われる種類で、S形瓦とも言われます。 西洋建築とともに輸入されたデザインで「S」はスパニッシュに由来します。
ベニヤ板を敷き詰めています。ベニヤ板の上は勾配があるので滑り落ちないように注意が必要です。
その上に防水シートを敷き詰めます。 このシートが雨の侵入を防ぐ最後の砦です。
防水シートの上に桟を打ち付けて瓦を乗せやすいようにします。細い棒のようなもので瓦や土が下に流れるのを防ぎます。乾式工法と呼び、最も一般的な葺き替えの施工方法です。 古来から伝わる土葺きの場合重量によって建物が倒壊しやすくなるデメリットがあり最近ではあまりつかわれなくなりました。
瓦の下に土を敷き詰めています。その上に瓦を載せます。土を敷き重心を安定させます。
この瓦と外壁の堺目に板金を敷きます。この板金を貼る事で雨水の流れを変えて瓦の中に入り溜まってしまうのを防ぎます。少しの工夫で雨の流れが大きく変わり、長持ちします。
白い部分の面戸には漆喰ではなく軽量のプラスチックをはめています。こちらのほうが軽くて見た目もよく、漆喰よりも安く施工可能です。
完成した左側の下屋です。瓦もきれいで新しいので光沢で輝いています。
上から下の眺めです。瓦の上を歩く際は非常に滑りやすいので注意が必要です。特に古い瓦だとヒビが入って割れてしまう可能性があるので、ゆっくりと割れそうな瓦には乗らないようにして移動します。
正面下屋の瓦です。玄関は顔でもあるので、瓦を変えるだけで雰囲気がガラッと変わりました。
瓦は50年もつといわれているのであと50年は葺き替える必要はありませんね。
記事内に記載されている金額は2017年10月17日時点での費用となります。
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