築年数が35年で前回の塗装工事から15年経過しているということもあり今回の塗装工事をご決断されました。前回の塗装工事ではあまり施工業者が良くなかったそうで、業者選びに時間をかけて弊社に決断していただいたということでした。
使用材料
日本ペイントオーデフレッシュSiⅢ 水性シリコンベスト
今回の塗装工事ではとにかく色を明るい色に変えたいということもあり、色選びには時間をかけて打ち合わせをさせていただきました。色選びは今後10数年間は色を変えることなくそのまま過ごしていきますので十分にご検討されたうえでの決定をおススメさせていただきます。
大阪市内ということもあり、隣の家との隙間がかなり狭いですね。更に裏面はほとんど隙間がないということから今回の塗装工事は、3面での施工になっています。足場を組むのにも最大限に注意しながら仮設していきます。
外壁はALCボードになりますのでシーリング工事を行いました。ボードとボードの継ぎ目に「目地」がありますので新しくシーリングを充填していきます。ALC外壁の場合はだいたいシーリング部分からの雨漏りが多いので忘れてはいけない工程になります。
シーリングの施工方法も「増し打ち」という既存のシーリング材の上から新しいシーリングを充填していく工法になります。サイディングのシーリングとは違う工法になりますので注意が必要ですね。
外壁の塗装よりも先に仕上げるためにまずは軒天から塗装していきます。塗料が液だれしてせっかく仕上がった部分を汚さないようにまずは上から順番に仕上げていっています。
外壁の中塗りを塗装しています。足場を組むことによって余計に隙間が狭くなりましたので塗装しづらいですがなんとかローラーで塗装していますね。
今回の使用塗料は日本ペイントの「オーデフレッシュSiⅢ」という塗料を使用しています。いわゆるシリコン塗料ですね。グレードも真ん中くらいの塗料ということになり金額も比較的にリーズナブルな金額になりますので弊社でもよくおススメさせていただいています。
外壁の塗装工事が終わりましたので次は付帯のペンキ工事を行っています。外壁以外の塗装箇所を付帯工事と言いますが、今回の現場では、樋や手すりなどは全て付帯工事に分類されます。
手すりは鉄製の手すりになりますのでまずは手動工具でケレン作業を行っていきます。錆びている箇所や汚れなどを除去していく作業になりますね。主にカッターやカワスキなどで錆を落としていきます。
次は、錆止めを塗布していきます。錆などの劣化を防ぎ、上塗りのペンキとの密着性を上げるために下塗りとして錆止めを塗布していきます。
そして最後に油性の鉄部用のペンキで仕上げの上塗りを行えば完成になります。塗装箇所によっては施工内容なども変わってきますのでその都度確認をしながらの作業になりますね。
今回の現場では、正面の外壁面に「アスファルトシングル瓦」がありましたので外壁と一緒に塗装しました。外壁塗料と同じ日本ペイントの「水性シリコンベスト」という水性の屋根用塗料を塗布させていただきました。アスファルトシングル瓦に塗装する際は水性塗料を塗装するのが最適です。
瓦と瓦の継ぎ目部分を先に刷毛で塗装していき、そのあとにローラーで塗装していくという工程になりますが、これが意外と手間がかかります。水性塗料なのでローラーで塗装した際に瓦の隙間に塗料が入り込んでいきますので液だれがしやすく最後にその液だれしている箇所をまた刷毛で手直ししていく作業が必要になりますので㎡数が少ない割には時間がかかるのがアスファルトシングル瓦の塗装のデメリットですね。ですが綺麗に仕上げるにはここまでしないと仕上がりにムラが出ますので手抜きはなく根気強く作業していきます。
外壁とアスファルトシングル瓦の塗装は色分けをさせていただいていますので仕上がりが楽しみですね。
全ての塗装工程が終わりましたので一度足場のシートを取り外しさせていただきました。理由としてはお客様に仕上がりを確認していただくのと、塗り残しがないかどうか点検する際に足場のシートを取り付けたままでは影が出来てしまい塗り残しを見落としがちになります。なので弊社では塗装工程が完了した時点でシートの取り外しをさせていただいています。
バルコニーが2ヶ所ありましたのでウレタン防水工事をさせていただきました。
工程は
①下地調整→下地の清掃をきちんと行い、汚れや埃などを取り除き場合によってはモルタルでもう一度下地を整える必要があります。今回のN様邸では特に下地は悪くありませんでしたので清掃作業のみになります。
②下塗り→既存の下地と防水材をしっかりと密着させるために下塗りのプライマーを塗布していきます。左の写真がちょうど下塗りまでの作業が終了した段階での写真になります。
③防水材塗布→下塗りが乾けば防水材を塗布していきます。防水材をしっかりと流し込みローラーでムラなく塗装すればあとは乾くのを待つのみです。真ん中の写真が防水材を塗布した後に乾かしている最中です。この時点でもかなり綺麗に仕上がっていますがまだ仕上がりではありません。
④トップコート塗布→最後にトップコートという防水材の保護塗料を塗装すればいよいよ完成になります。このトップコートを塗装しないとすぐに防水材が劣化してしまいますので大事な工程ですね。写真の右側がトップコートを塗装した後になります。
上記内容で仕上がりになります。防水工事はとにかく細かくどの工程も必要不可欠です。一つでも欠けてしまうと防水の性能が発揮されませんので丁寧に仕上げていきます。
今回の工事の内訳にはありませんでしたが、せっかく外壁が綺麗になったということで、ガレージのコンクリート土間部分を塗装してほしいとのことで追加工事をすることになりました。
床用塗料の「ボージンコート」を塗布させていただき仕上げさせていただきました。色も外壁に合わせた明るい色で仕上がっていますのでお客様にも大変喜んでいただけました。
塗装後の写真です。色も前回の色からガラリと変わり白をベースとした色で仕上がりました。アスファルトシングル瓦もオレンジ色で仕上げることにより外壁の白もより映えたる仕上がりになりお客様のイメージ通りということで大変満足していただきました。
この工事に関するお問い合わせは0120-920-841まで気軽にお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2018年01月14日時点での費用となります。
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