築30年を迎えて屋根と壁のリフォームを検討されていましたが、既存のカラーベストの寿命も30年という事を知り合いから指摘され、壁は塗り替えを屋根は葺き替えをすることに決定されました。既存屋根材の撤去、処分が必要ないカバー工法を勧めましたが、家族会議の結果撤去することになりました。
施工内容
外壁塗装 防水工事 シーリング打ち替え 部分塗装 その他 カラーベスト葺き替え工事
高槻市でカラーベストの葺き替え工事の様子をご紹介します。建物は築30年の鉄骨ALC3階建てです。屋根が急勾配のため足場が必要な現場です。
現状は30年前のクボタのアーバニーというカラーベストです。今回はカバー工法ではなく撤去して葺き替えの工事になります。
2004年以前のカラーベストはアスベストが含まれているので法規制されていますので、処分場も限られています。したがって、費用も高くつきます。
今まで、カラーベストの葺き替え工事はほとんどがカバー工法で施工しています。廃材を出すことも無く地球環境に良い工法です。屋根が2重構造になり断熱性も上がり、コストも抑えられお勧めの工法です。
古いカラーベストを撤去するには廻りへの飛散防止対策も考慮しながら作業を進める必要があり、大変コストが掛かりますので、その点もしっかりお客様に説明する必要があります。
高槻市での屋根カラーベストの撤去作業風景です。勾配が急なため、足を踏ん張りながらの作業になります。明日は筋肉痛間違いなしですね。
3階の屋根まで電動式スライダーを設置し、撤去した瓦を降ろしていきます。工事の種類によって専用の便利な機械が有るので、効率よく安全に作業が進んでいきます。
撤去もほとんど終了しました。30年経過している割には下地の古いルーフィングもしっかり機能を果たしている感じがします。
裏の面に、鳩小屋又はドーマーと呼ばれるものが1か所設置されています。これは鳩を飼うものではありません。鳩を飼う小屋に似ているという事でそう呼ばれています。
この小屋の目的は主に換気と採光の為のものです。発祥はヨーロッパと言われていますが、デザイン的に優れているという事で、日本にも広まっています。
撤去する場合工事日も天気予報を見ながら検討しなくてはなりません。撤去時に雨が降ると雨漏りに繋がるので、2~3日前から天気が気になります。
2004年以前のカラーベストにはアスベストが含まれているので、法規制がかかっています。撤去した瓦は専用の袋に密封して運搬します。
撤去作業が終わり、ルーフィング(防水紙)を貼った所です。ルーフィングの役目は2次防水の役目を負っています。1次防水は屋根瓦です。台風時などの強風で1次防水の瓦から漏れた水を2次防水のルーフィングでカバーする役目があります。
ルーフィング貼りが終わると雨が降っても漏れる事が無いのでホットします。撤去時には樋にごみがどうしても溜まりますので、樋掃除も忘れることなくやっている所です。
2次防水のルーフィング貼りが終了し、カラーベストを貼っていきます。木造住宅の場合は下地が木下地の為釘止めになりますが、こちらの現場は鉄骨造になり、下地が不燃ボードになっているのでメーカー仕様書通りビス止めになります。
構造体により施工方法も変わりますので、メーカーの仕様書をよく確認する事が大事です。今までいろんな建物で施工していますので、間違える事はありませんが参考の為記しておきます。
鳩小屋の周りは入隅や出隅があり、複雑な形になっているので施工に時間が掛かります。鳩小屋廻りは雨漏りのリスクが高いので確実な施工が求められます。
高槻市の屋根葺き替え工事は天気にも恵まれ順調に進みました。鳩小屋廻りの雨仕舞いもしっかり施工されていますので、雨漏りの心配はないです。
カラーベストの寿命は約30年と言われています。これから30年間雨漏りもなく家を守ってくれます。今回も職人さんが、勾配が急で施工しにくい屋根を、よく頑張っていい仕事をしてくれました。事故もなく無事完了することが出来、有難うございます。
記事内に記載されている金額は2018年04月29日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、
屋根塗装、
外壁・屋根塗装、
ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。