台風被害や外壁の経年劣化などが気になっていた時に
ご自宅から歩いて10秒程度の場所で弊社が外壁塗装工事を行っており
その現場の施主様に弊社を紹介してもらい、見積依頼のご連絡をいただきました。
合計4社から見積もりを取った結果、
「営業マンの態度・工事の金額等で工事を決断しました」とのお言葉をいただきました。
使用材料
屋根塗装:大同塗料「ハイルーフマイルドシリコン」外壁:下塗り/日本ペイント「アンダーフィラー弾性エクセル」上塗り/日本ペイント「パーフェクトトップ」
今回の現場は大阪市港区にあるRC造の3階建て住宅です。
屋根はカラーベスト、外壁は伸縮目地ありのモルタル外壁です。
外壁、屋根共に比較的状態は良好ですが、
小さなクラックや塗膜の色褪せなど経年劣化が気になっていた時に、
近所で弊社が外壁塗装工事を行っており、
そのお宅の方とお友達だったこともあり弊社を紹介してもらったとの事でした。
それではまずは、施工前の状態をご説明させていただきます。
写真は施工前の建物の全観写真です。
正面から撮影した写真と側面から撮影した写真ですね。
伸縮目地の設けられたモルタル外壁で1階玄関廻りはタイルが貼ってあります。
外壁はスタッコ仕上げという施工方法で仕上げられていました。
スタッコ仕上げは見た目はリシン吹付に似ていますが塗膜の厚みが
リシン吹付よりも5~10mm程度厚塗りになるのが一般的です。
表面の状態が良かったので今回はフラット仕上げで塗装します
ヘアークラックなどは何ヵ所か確認できましたが初期段階のクラックです。
大掛かりな補修工事は必要ありません。下地調整費が抑えられますね!
伸縮目地が設けられているモルタル外壁の塗り替えを行う際は
目地へのシーリング工事を行うことが多いのですが、
今回は目地の状態も良好で下塗りに微弾性フィラーを使用するため
目地へのシーリング工事も行いません。
この建物がRC造であることも関係しているでしょう。
モルタルは引っ張りに弱く圧縮に強い特徴を持ち
鉄筋は引っ張りに強いという特徴を持ちます。
そのため互いの弱点を補完し合うため一般的な木造住宅よりも
耐久性が高いのです。その分初期コストは高くなります。
台風の強風で3階ベランダの波板が飛んでいってしまいました。
台風後はどこのお宅でも波板やポリカ板の被害が非常に多く、
一時は波板がどこでも手に入らないような状態が続いていましたね・・・
今回は外壁と屋根塗装のついでに新しい波板も取り付けさせていただきます。
隣のガレージ倉庫からトタン屋根が飛んできて樋に激突した結果
樋に穴が開いてしまったとおっしゃっていました。
トタン屋根が飛んで来て樋の破損で済んで良かったと言えるでしょう・・・
樋に穴が開いてしまった場合は交換がベストですが、費用が高くなってしまうため
今回は施主様とご相談してアルミテープで穴を塞いでから塗装を行います。
ただアルミテープで穴を塞ぐのはお金のかからない気持ち程度の補修なので
またタイミングをみて交換することをお勧めします。
下地調整が終了したら屋根の塗装を行います。
屋根はカラーベストで今回は大同塗料から出されている
「ハイルーフマイルドシリコン」という塗料を使用しました。
弊社のブログや施工事例でも何度かご紹介させていただいていますが
この塗料は通常「下塗り・中塗り・上塗り」の3回の工程が必要なところ
下塗りが不要のシーラーレスという点が最大の特徴です。
弊社では屋根の平米数が狭い場合はこの塗料を使用した方が
お客様の負担する費用を抑えられるため屋根の平米が狭い場合は
この「ハイルーフマイルドシリコン」をお勧めさせていただくことが多いです。
隅から刷毛で塗り、ローラーで中央部分を塗っていくという工程は変わりません。
屋根を2回塗り終えた段階の写真です。
色はグレーで塗装させていただきました。
遮熱塗料ではないので大きな効果は得られませんが、
淡い色を使用しているため多少の遮熱は期待できると思います。
(あくまでも黒や暗い色を使用した場合よりはですが・・・)
ハイルーフマイルドシリコンの遮熱型もあるので、
遮熱性を重視したい場合はそちらを使用することもあります。
お次は外壁塗装の様子をご紹介していきます。
外壁は通常通り「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗りで行います。
下塗りには日本ペイント「アンダーフィラー弾性エクセル」を使用。
モルタルなどの下塗りに良く使用する下地調整材、微弾性フィラーです。
塗料に弾力を持たせることによりクラックなどの動きに追従して保護します。
塗り残しや塗りムラなどの「ダメ」が出やすい部分を先に
刷毛や小さいローラーで塗る「ダメ込み」を行ってから、
広い面をサイズの大きなローラーで塗装していきます。
この工程、手間がかかる為しっかり行わない・省いてしまう職人もいます。
樋の裏側やサッシのきわ部分などがきちんと塗られていないなんてことも・・・
塗装業界ではこのダメ込みを行うということは基本中の基本です。
手間がかかる養生やダメ込み作業こそしっかり行う業者は優良です。
手間がかかるからと手を抜く業者は他の所でも手を抜くものです。
微弾性フィラーを使用して下塗りを行う場合は
塗膜の厚みが確保できる「なみがた仕上げ」という工法が一番多いです。
ですが今回は既存のスタッコの状態が良いためフラット仕上げという方法で
下塗り塗装をしていますので、使用するローラーも良くご紹介している
砂骨ローラーではなく羊毛ローラーというものを使用して塗装しています。
今回外壁はお客様のご希望で2トーンカラーで仕上げていきます。
メインカラーにはグレーを使用しますので中塗りからグレーの塗料を使用します。
中塗り、上塗りもキレイに塗れない部分から刷毛などで丁寧に塗っていきます。
中塗り・上塗りには日本ペイント「パーフェクトトップ」を使用しました。
近年非常に良く使用されているラジカル制御型塗料です。
▶ラジカル制御型塗料「パーフェクトトップ」の詳細はコチラから
アクセントカラ―となるベランダ腰壁の中塗り・上塗り
アクセントカラ―となるのは2・3回ベランダの腰壁部分です。
カラーは空の様なブルーを使用。これもお客様のご希望カラーです。
事前にカラーシミュレーションを使用してカラーは決定しています。
こちらもしっかりと刷毛とローラーを使い分け塗っています。
この写真は、ベランダ腰壁と鉄部の塗装が終了した段階の写真です。
外壁と付帯部の取り合い部分もキレイにパキッと仕上がっているのが分かります
きちんとした工程で塗っていない場合や養生作業を適当にする業者が塗った場合は
複雑な部分や塗りにくい部分の取り合い部分がぼやけていたりすることがあります。
ですがこんな箇所は足場が無くなるとご自身ではなかなか確認できないですよね。
そんな時は塗装が終了し足場を解体してしまう前に職人さんや現場監督に
ご自身の気になる部分の「終了写真を撮って見せてください」と伝えましょう。
中塗りと上塗りの塗り残しや塗りムラが素人目にもすぐに分かるように
中塗りと上塗りの塗料の色を変更して塗ることもできますので
そういったご希望がある場合はお気軽に担当の者にお伝えください!
付帯部の塗装で鉄部はケレンで錆などを落とし表面に細かい傷を付け
錆止めを塗ります。細かい傷を付けることで錆止めの密着性を高めます。
鉄部に使用する塗料も日本ペイントのパーフェクトトップシリーズですが
外壁に使用した塗料とは違う「ファインパーフェクトトップ」を使用。
同じパーフェクトトップシリーズなのにどうして鉄部と外壁で使用する
塗料を変える必要があるのか疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
答えは外壁に使用した「パーフェクトトップ」は水性塗料です。
鉄部に使用した「ファインパーフェクトトップ」は油性塗料です。
日本ペイントの仕様書にはどちらも鉄部に塗装可能と表記されていますが
水性塗料と鉄部の相性はあまり良くなく塗料が密着しないため、
弊社では鉄部には油性塗料を使用することが多いということですね。
飛んできたトタン屋根がぶつかって破損していた樋は
アルミテープであいた穴を塞ぎその上から塗装しています。
どうしてもテープ跡が目立ってしまうのはどうにもできません・・・
テープもしっかりと貼らないと樋から流れてきた水が
テープの隙間に入り込みテープが浮いてきたり、剥がれてしまうと
テープ上から塗装しているため塗膜ごと剥がれてしまいます。
2階と3階のベランダもウレタン防水で施工しています。
こうして無事に工事が終了しました。
外壁のカラーは施主様のご希望通りの色に仕上がった!と喜んでいただき
大変嬉しく思います。本当にありがとうございました!
【外壁・屋根塗装工事】
足場架設工事:約28万円
下地調整工事:約8万5千円
屋根塗装工事;約14万円
外壁塗装工事:約43万円
付帯部塗装 :約15万円
ベランダ防水:12万円
波板取付 :3万円
工事総額:135万円
弊社では【点検、調査無料・お見積り無料】
契約しなくても現場調査費等は一切いただいておりません!
どんな些細なことでもお気軽にお問い合わせください。♪
◆ フリーダイヤル ◆
0120-920-841
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こちらの工事は日野が責任を持ち担当させていただきました!
記事内に記載されている金額は2019年08月22日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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