
江戸川区東小松川にお住まいのお客様より、「築35年になる建物のベランダ側面の外壁にクラックが見られ、手すりの塗装も劣化しているため、メンテナンスを検討している。調査とお見積りをお願いしたい」とのご相談をいただき、調査にお伺いしました。
外壁のクラックや鉄部の錆が気になるとのことで確認したところ、モルタル外壁には無数のクラックが見受けられました。
クラックの幅はヘアクラック程度でしたが、このまま放置するとクラックが広がり、将来的に雨漏りの原因となる可能性があります。
また、鉄部は塗装の劣化が進み、一部に錆が発生していました。
錆は鉄を腐食させ、建物の耐久性を低下させるため、早期の対策が必要です。
調査結果をもとに、外壁のクラック補修および各所の塗装工事をご提案したところ、お客様にご検討いただき、工事をお任せいただくことになりました。
使用材料
クリーンマイルドウレタン(SR-423)

江戸川区東小松川にお住まいのお客様より、「築35年になる建物のベランダ側面の外壁にクラックが見られ、手すりの塗装も劣化しているため、メンテナンスを検討している。調査とお見積りをお願いしたい」とのご相談をいただき、現地調査にお伺いしました。
私たち「街の外壁塗装やさん」では、建物の現地調査からお見積り作成までを無料で承っております。
建物のメンテナンスをご検討の際は、どうぞお気軽にご相談ください。

現地調査の様子をご報告いたします。
建物は鉄骨造の3階建てで、外壁にはALCパネルが使用されていますが、ベランダ側面の外壁はモルタル仕上げとなっていました。
今回のメンテナンス検討の理由の一つとして、モルタル外壁部分のクラックが挙げられており、調査を行ったところ、モルタル外壁の複数箇所にひび割れ(クラック)が確認されました。
モルタル外壁は継ぎ目のない一体型の壁であるため、建物の揺れなどで外壁にかかる力を吸収できず、ひび割れが発生することがあります。
このようなクラックは雨水の侵入経路となるため、外壁にひび割れが見られる場合は、早めのメンテナンスが推奨されます。

外壁のクラックに加え、既存塗膜の経年劣化も確認されました。
塗装が劣化すると、塗料本来の低汚染性や防カビ・防藻性、撥水性などの性能が低下し、外壁に汚れや苔が付着しやすくなります。
さらに、建材を保護する力も弱まるため、建材自体の劣化を早める原因にもなります。
続いて、ベランダに設置されている鉄製の手すりを確認したところ、全体的に汚れの付着や塗装の色あせが目立っていました。
外壁同様、塗装が劣化しているため、塗料本来の性能が十分に発揮されていない状態です。
さらに、鉄部には錆が多く発生していました。
現状では表面上の錆にとどまっていますが、このまま放置すると鉄の腐食が進み、穴が開くことで耐久性が低下する恐れがあります。
鉄の耐久性が損なわれると、最悪の場合、手すりが倒れて落下する危険性もあるため、腐食の進行を防ぐためにも、定期的な塗装メンテナンスが推奨されます。
調査結果をご報告し、外壁のクラック補修および各所塗装工事のご提案をお客様に行いました。
その後、ご検討いただき、工事をお任せいただくこととなりました。
今回のお客様の工事費用は税込み180,000円で承りました。
なお、工事費用は施工箇所の状況や使用する材料によって異なりますので、詳細についてはお気軽にお問い合わせください。
ケレン作業の様子をご紹介します。
ケレンとは、下地に付着した汚れや錆を取り除くための作業です。
汚れや錆を除去するだけでなく、鉄部の表面に細かな傷をつけて凹凸を作ることで、塗料の密着性を高め、塗装の仕上がりを良くする効果があります。
塗装前に洗浄やケレンを行い、塗装に適した下地を整えることで、塗料本来の性能や耐久性を十分に発揮させることができます。
そのため、塗装工程だけでなく、塗装前の下地処理も非常に重要な工程となります。
次に外壁のクラック補修を行います。
クラックの補修方法はいくつかありますが、今回はクラック部分にシーリング材を充填する方法で対応しました。
使用したシーリング材は、オート化学工業株式会社製の「オートンQシーラント」です。
さまざまな建材に対する接着性に優れており、速乾性もあるため、作業工程の短縮にも役立ちます。
下塗り作業の様子をご紹介します。
今回の工事では鉄部の塗装も行うため、
下塗りには「マイルドサビガード」を使用しました。
マイルドサビガードは、
下地への密着性を高めるとともに、錆の発生を抑える効果のある下塗り材です。

中塗り・上塗りには、エスケー化研の「クリーンマイルドウレタン」を使用しました。
期待耐用年数は8~10年です。
クリーンマイルドウレタンは弱溶剤型の塗料で、シンナーで希釈して使用します。
水性塗料に比べ多少のにおいはありますが、密着性が高く、さまざまな下地に対応できる塗料です。
塗料の色は、ご家族とご相談のうえ「SR-423」をお選びいただきました。
中塗り作業の様子です。
塗装は下塗りを含めた回塗りで仕上げるため、中塗りは2層目の工程にあたります。
中塗りと上塗りを2工程に分ける理由は、1回の仕上げ塗装では下地への塗料の吸い込みにより色ムラが発生したり、膜厚が十分に確保できなかったりするためです。
そのため、仕上げ塗装は中塗り・上塗りの2工程で行い、均一で美しい仕上がりを実現しています。
上塗り作業の様子です。
中塗りと同じく、
クリーンマイルドウレタンを使用して塗装を行います。
塗料メーカーのカタログには推奨される塗り回数が記載されており、回数を減らしてしまうと塗膜の品質が十分に確保できず、不具合が発生する可能性があります。
そのため、規定の塗り回数を守って施工することが重要です。

外壁塗装工事が無事に完了しました。
工事終了後にはお客様に立ち会っていただき、仕上がりを確認して問題がないことを確認次第、施工完了となります。
今回の工事には、3年間の施工保証をお付けしております。
初回点検は施工から1年後に実施し、その後は隔年で点検にお伺いし、外壁の状態を確認いたしますので、施工後も安心してお任せいただけます。
記事内に記載されている金額は2025年10月06日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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