
江戸川区西小松川町の倉庫にて実施した外壁塗装工事について、施工の様子や費用をご紹介いたします。
お問い合わせのきっかけは「貸出している倉庫の外壁が劣化して見栄えが悪くなってきたため、メンテナンスを検討している。調査と見積もりをお願いしたい」とのご相談でした。そのため現地調査にお伺いしました。
既存の外壁は金属サイディングが使用されており、前回のメンテナンスから10年以上が経過しているとのこと。
全体的に色褪せやチョーキングといった塗膜の劣化症状が確認できました。
また、サイディングを固定しているビスには錆が発生しており、このまま放置すると腐食が進行し、ビスの痩せや破損によって固定力が低下する恐れがある状態でした。
金属サイディングは表面塗装を怠ると錆が進行し、やがて建材そのものの寿命を縮めてしまいます。
そのため定期的なメンテナンスが欠かせません。
こうした調査結果をご説明し、外壁塗装工事をご提案したところ、メンテナンスの必要性をご理解いただき、工事をお任せいただくこととなりました。
使用材料
クリーンマイルドシリコン(69-70L)

江戸川区西小松川町に倉庫をお持ちのお客様から「貸出中の倉庫の外壁が劣化して見映えが悪くなってきたため、メンテナンスを検討しています。調査と見積もりをお願いしたい」とのご相談をいただき、現地調査に伺いました。
「街の外壁塗装やさん」では、戸建て住宅に限らず、アパート・工場・倉庫など幅広い建物のメンテナンスに対応しております。
さらに、現地調査からお見積りの作成まではすべて無料で承っておりますので、外壁の劣化や建物のメンテナンスをご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

外壁には金属製のサイディングが使用されており、こちらは「角波サイディング」と呼ばれるタイプでした。
名前の通り、断面が凸凹の形状をしている金属外壁です。
角波サイディングは主に工場や倉庫といった大型建築物で多く採用されています。
また、工場外壁でよく見られる波型スレートにカバー工法を行う際にも、角波サイディングは広く用いられている建材です。

外壁の状態を確認したところ、全体的に表面塗装の色褪せが目立っていました。
前回のメンテナンスから約10年経過していましたが、金属下地は窯業系サイディングやモルタルに比べて塗装の劣化が早いとされており、5~7年ごとのメンテナンスが推奨されています。
このように、建物に使用されている建材の種類によって劣化の進行速度やメンテナンス周期は異なります。
そのため、定期的に点検を実施することで、劣化が進行する前に適切なメンテナンスを行うことが可能となります。

金属サイディングの表面には「チョーキング」と呼ばれる塗装の劣化症状も確認されました。
チョーキングとは、紫外線などの影響で塗膜が劣化し、塗料成分が粉状となって表面に現れる現象です。
この症状は塗装の寿命を示すサインともいわれており、発生が見られる場合にはメンテナンスのタイミングと判断できます。

金属サイディングを鉄骨下地に固定しているビスを確認したところ、錆の発生が目立っていました。
錆が進行するとビスが痩せて折れやすくなったり、固定力の低下を引き起こす恐れがあります。
腐食が軽度であれば塗装による保護が可能ですが、進行が著しい場合にはビスの打ち替えが必要となります。
そのため、状況に応じて適切なメンテナンス方法を選択することが重要です。
調査結果をご報告した後、お客様のご予算や耐久性のご希望を伺い、シリコン塗料を使用した外壁塗装工事をご提案いたしました。
金属下地であるため、弱溶剤系の塗料を採用しています。
今回のお客様の外壁塗装工事の費用は税込み1,550,000円で承りました。
なお、施工範囲や使用する塗料の種類によって金額は変動いたしますので、詳細についてはお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装工事の工程をご紹介します。
最初に行うのは高圧洗浄です。
高圧洗浄では、外壁表面やサッシに付着した汚れをしっかりと除去します。
特にチョーキングが発生している外壁では、粉状になった塗膜成分が表面に付着しているため、丁寧に洗浄して洗い流すことが必要です。
外壁塗装は既存の塗膜の上から新しい塗料を重ねていくため、下地処理を十分に行わないと塗装がすぐに剥がれるなどの不具合を引き起こす可能性があります。
そのため、高圧洗浄はとても重要な工程となります。

高圧洗浄の後は、鉄部の下地処理(ケレン)を行います。
下地処理は「ケレン」とも呼ばれ、下地の清掃や目粗し、古い塗膜の除去などを指します。
ケレンを行うことで、塗料がしっかりと付着しやすい状態に下地を整えることができます。
下地処理を丁寧に行うことで、塗り替え後の塗料の耐久性にも大きく影響します。
そのため、塗装工程において非常に重要な作業となります。
開口部のシーリング作業の様子です。
角波サイディングは外壁に目地がないため、シーリング作業は主にサッシまわりへの打ち増しとなります。
使用したシーリング材は、シーカジャパン株式会社製の「MS1NB-LM」です。
変成シリコン系のシーリング材のため塗装の付着性も問題はなく、さらにノンブリードタイプなので、塗装後の汚れの心配もありません。
今回は鉄部の塗装作業となるため、下塗りには錆止め塗料を使用します。
使用する塗料は、エスケー化研の「マイルドザビガード」です。
この塗料は、錆の発生を防ぐだけでなく、下地と上塗り塗料の接着性を高める役割もあります。
また、乾燥時間が約3時間と速乾性に優れているため、作業効率の向上にもつながります。
下塗りは、劣化した下地の調整と塗料の付着性向上に重要な工程です。そのため、塗り残しがないよう丁寧に塗布していきます。

中塗り・上塗りには、エスケー化研の「クリーンマイルドシリコン」を使用しました。
この塗料は弱溶剤系で、シンナーで希釈して使用するタイプです。
水性塗料に比べ、多少の匂いはありますが、密着性が高く、さまざまな下地に対応できる塗料となっています。
また、セラミック複合の特殊技術により、超低汚染性と高い耐久性を実現しています。
期待耐用年数は12~15年といわれており、長期間にわたって外壁を保護することが可能です。
こちらは中塗り・上塗りの作業の様子です。
塗装は下塗りを含めて3回塗りで行いました。
3回塗りを行うことで、塗膜の耐久性を高め、仕上がりのムラを防ぐことができます。
また、塗装を重ねる際には、前の塗膜が十分に乾燥してから次の塗装を行うことが重要です。
そのため、各工程の間には適切な乾燥時間を設けています。

外壁塗装工事が無事に完了いたしました。
工事終了後にはお客様にお立ち会いいただき、仕上がりをご確認いただき問題がないことを確認してから、正式に施工完了となります。
今回の工事には、5年間の施工保証をお付けしております。
初回点検は工事完了から1年後に実施し、その後は隔年で外壁の状態確認のための点検にお伺いいたしますので、施工後も安心してお任せいただけます。
記事内に記載されている金額は2025年10月06日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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