お客様からは「以前お願いした工事とは別の場所で、玄関付近板金部の塗膜の剥がれや錆が気になってきた」とご相談をいただきました。
小さな劣化でも放置すれば雨水が入り、建物全体に影響が及ぶ可能性があるため心配されていたようです。
前回の施工への信頼から再びご連絡いただけたこともあり、私たちとしても丁寧な点検と最適なご提案をお届けしたいと感じました。
ビフォーアフター
工事基本情報
施工内容
その他の塗装
使用材料
クリーンマイルドウレタン(SR-423)
築年数
45年
ハウスメーカー
不明
施工期間
2日間
保証年数
お付けしておりません
工事費用
税込み44,000円
調査時にはまず建物全体の状態を確認し、特に板金部分の劣化度合いを見ていきました。
庇や細かな付帯部に年数相応の傷みが見られました。
庇が劣化する原因としては、太陽光の熱や紫外線が表面の塗膜を破壊し、色褪せや防水機能の低下を招いたり、自然災害によるものが挙げられます。
赤色の塗装が施された板金部は、表面の塗膜が部分的に弱り、錆が進行する前段階のサインが出ていました。
錆が発生する前兆としては、塗装の一部が膨らんでいたり、ぽろぽろと剥がれ落ちたりしている箇所は要注意になります。
剥がれた部分は金属が剥き出しになっており、水分に触れると早い期間で赤錆の発生に繋がります。
手で触れるだけでもザラつきを感じたため、下地処理の重要性がより強く求められる箇所です。
金属部の錆止め効果が高く、長期的に保護するため信頼性のある材料です。
上塗りには「クリーンマイルドウレタン」を採用し、汚れにくさと耐候性の高さが特徴の塗料で、外部の板金には非常に相性が良い組み合わせとなります。
材料選びも建物の寿命を延ばすために欠かせない工程のひとつです。
施工前にはまず表面を研磨し、劣化により浮いている塗膜や細かな汚れを落として目荒らしをしていきます。
職人の手作業によるケレンは仕上がりの密着性を左右するため、見た目以上に繊細な作業となりました。
狭い場所での作業でしたが、周囲を傷つけないよう工具の角度を調整し、丁寧に仕上げていきます。
お客様にとって見えにくい部分こそ丁寧に整えることで、仕上がりの安心感が大きく変わります。
下地が整ったところでサビキラープロを刷毛で塗布しました。
板金部には凹凸が少ないように見えて細かな段差があるため、ムラが出ないよう塗料の含ませ方にも気を配ります。
下塗りが均一に広がることで、これから施す上塗りの色がしっかり乗り、長く保護力を発揮してくれる基盤が整いました。
ここまでの工程が丁寧であるほど、後の劣化速度に差が出てきます。
狭いスペースでも塗り残しなく仕上げるために、刷毛の動きを細かく調整しながら作業を進めています。
下塗りが乾燥した後、クリーンマイルドウレタンを塗り
最終的にはしっかりした塗膜が形成され、防水性と美観の両方が向上しました。
お客様にも「見違えるようにきれいになった」と喜んでいただけた仕上がりです。
記事内に記載されている金額は2025年12月19日時点での費用となります。
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