葛飾区で築10年の節目に外壁塗装をご検討中のお客様よりご相談をいただき点検にお伺いしました。
お住まいの美観維持、防水機能の維持のために塗料のグレードにより耐久年数は異なりますが、およそ8年~12年を目安にお住まいの塗り替えをおすすめしています。
お客様邸では外壁塗装、屋根塗装をご希望でしたが屋根はニチハパミールで葺かれた屋根でした。こちらの屋根材は少々問題のある屋根材になります。
そのため、屋根塗装ではなく屋根カバーでのメンテナンスをご提案させていただくことになりました。
施工内容
外壁塗装 サイディング張替え 防水工事 屋根カバー工法
使用材料
パーフェクトトップ(1階:ND-501 2階:ND-371)
さっそく点検を開始します。上記でも説明しましたが、外壁塗装の目安はおよそ8年~12年ほどになります。築10年を迎えるお客様邸でも外壁の汚れや色褪せが目立つ状態でした。
お住まいの北側や、背の高い植物などがあり外壁の日当たりが悪い箇所では苔が発生しやすくなります。こちらの写真では日が当たっている状態になりますが、北側に面した外壁のため他の外壁面に比べても汚れが目立つ状態でした。
日の当たりにくい場所はコケが発生しやすく、その分お住まいの美観を損ねてしまいます。新築時に低汚染性の塗料を使ったから大丈夫、と安心されている方も注意してください。
確かに低汚染性の塗料は通常の塗料と比べ、苔の発生を防ぎ長期間、お住まいの美観の維持が期待できますが、お住まいの立地条件によっては全く発生しないというわけではありません。
日当たりの悪い外壁には苔が発生しやすいということを考慮しておく必要があるでしょう。
屋根の状態になりますが、一見すると問題の無い綺麗な屋根になります。
しかし、前述でも軽く触れましたがこちらの屋根材はニチハ、パミールになります。屋根材の中でも問題が多く報告されている屋根材で、経年劣化により屋根材の先端がミルフィール上に剥離してしまうという被害報告されています。
屋根材自体の耐久性に問題があり、パミールの屋根に塗装を行ったとしてもすぐに塗膜が剥がれてしまい、塗装をしても意味がない状態になってしまいます。
現在、雨漏りなどの被害はなく野地板は健康な状態となりますので、劣化が進行する前に屋根カバー工法でメンテナンスを行うご提案をさせていただきました。
当店では無料でカラーシミュレーションを実施しています。
見本板や色サンプルで色は確認できますが、小さな見本板や色サンプルではなかなか全体のイメージを掴むのは難しいですよね。
そこで、実際のお住まいにカラーシミュレーションで色を付け、お住まいの塗り替え後のイメージを具体的にわかりやすく提案させていただいております。
カラーシミュレーションはあくまでもイメージとなりますので、実際の色と多少のズレがある場合がございます。
しかし、見本板や色見本よりも塗り替え後のイメージが持ちやすく、色を選びやすいという点でお客様から大変ご好評をいただいております。
工事前には必ず当店ではご近隣へご挨拶へお伺いしています。
足場を設置する際にはどうしても足場を組み立てる音が発生してしまいます。また外壁塗装を行うに当たってお住まいの外周をメッシュシートで覆うため、何も知らないといった状態では少々怪しさがあります。
事前に近隣への方へのご挨拶で塗装工事のご理解とご協力をお願いしています。ほとんどの方はお互い様だからと快くご了承いただけます。
足場を設置したのちに、塗装を行わない箇所には養生を行います。
高圧洗浄機で既存の汚れや塗膜を洗い流していきます。洗い流すというよりは削り落とすといった表現の方が正確かもしれません。
付着した汚れやコケなどは高圧洗浄をかけるとみるみるうちに汚れが落とされていき、綺麗になっていく状態は気持ちが良いですね。
稀に、高圧洗浄のみ行えればよいのではないか?と考える方もいらっしゃるのですが、既存の塗膜も洗い流されている状他になりますので、外壁表面を保護する塗膜が脆弱な状態です。
外壁塗装を行うことにより、お住まいの美観維持と防水性の維持に繋がります。
外壁塗装の前にシーリング材の補てんを行いました。
使用したシーリング材はオートンインクシード15+になります。
シーリング材が使用されている箇所と言われて、お住まいをぐるりと一周してみると意外にも使われている箇所の多さに気付かれるかと思います。
しかし、目立たない存在のためあまり重要視される方が少ないのが現状です。シーリング材の一般的な耐用年数5年~7年ほどと言われています。
高耐久な塗料を使用したとしても、従来のシーリング材は先に寿命が来てしまっていました。しかし、オートンインクシードの耐用年数は15年になります。
次回塗り替え時までシーリングの交換は不要となります。シーリング材はなるべく質の高いものを使用した方が良いでしょう。
ここから外壁塗装に入ります。
下塗りにはパーフェクトサーフという下塗り材を使用しました。下地の透けをなくし塗料の密着性を高める働きがあります。
この作業をせずに上塗りから塗装を始めてしまうと、10年持つはずの塗膜が耐用年数以下でダメになってしまいます。
お客様から見て、下塗りは目に見えないため手を抜かれたらどうしよう、と不安を感じる箇所でもありますね。
当店ではしっかり作業内容を写真に残し、お客様に作業内容をしっかり報告させていただいておりますので、ご安心ください。
中塗り、上塗りを行うことでムラなく綺麗に塗装をしていきます。もしこの時点で気になるヶ所がございましたら遠慮なくスタッフまでお申し付けください!
外壁塗装後は細かい部位を塗装していきます。
雨樋など表面がつるつるしたヶ所は塗膜が剥がれやすい箇所になりますので、綺麗な状態であっても一度ケレンをかけさせていただき、塗膜の密着性を高めます。
ニチハパミールで葺かれた屋根はカバー工法を行います。
カバー工法を行うために、まずは棟板金部分を取り外し防水紙を設置します。
使用した防水紙は『ダディセルフ』と呼ばれる粘着タイプのアスファルトルーフィングです。
タッカーなどで穴をあける必要がありませんので、小さな穴から水分が浸入してしまうという心配もありません。
スーパーガルテクトで屋根を葺いていきます。
スーパーガルテクトはガルバリウム鋼板の屋根材となり、屋根材の重さは日本瓦の1/10という軽さが大きな特徴です。
屋根カバー工法のデメリットとして、スレート屋根の上に屋根を被せて覆う工事となりますので、屋根の重量が増してしまいます。
そこでガルテクトのような軽い屋根材を使用することをおすすめしています。ガルテクトでの屋根カバー工法では既存のスレート屋根+ガルテクトよりも日本瓦で葺かれた屋根の方が屋根の重量があります。
こうして外壁塗装、屋根カバー工法が完了しお住まいのメンテナンスが完了しました。
外壁塗装はツートンカラーでの塗装になります。1階部分の黄色の塗料がND-501、2階部分がND-371です。
最近では1色で外壁を塗るよりも変化を持たせたツートンカラーでの塗装をご希望されるお客様も多く、
おしゃれな外壁へイメージチェンジを図るお住まいも増えてきました。
当店では外壁の塗り分けに関することでも、しっかりカラーシミュレーションを作成しお住まいの塗り替え後のイメージをわかりやすくご提案いたします。
まずはお気軽に0120-948-355までご相談ください
記事内に記載されている金額は2021年10月13日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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