練馬区田柄で過去に一度、屋根塗装を行ったことがあるというスレート屋根です。再度、屋根塗装を行いたいということでご相談をいただきました。現在、他の工事で使った足場が設置されているので、それを利用したいということです。
現在のスレート屋根の状態はですが、これまでに一度、屋根塗装を行ったことがあるものの、それから結構な年数が経過しているため、塗膜が劣化して水切れが悪くなり、藻や苔などが発生している状態です。また、棟板金も浮いている状態でこちらも直す必要があります。
今回は浮きが出ている棟板金を交換し、その後、屋根塗装を行います。塗料は日本ペイントのファインパーフェクトベストを使用しました。ファインパーフェクトベストはラジカル制御形塗料で、塗膜を破壊するラジカルを抑制する機能を持っています。ラジカルは塗膜に含まれる顔料に紫外線が当たることで発生するもので、塗装の寿命を左右するものです。ラジカルを抑制するファインパーフェクトベストはそれだけ耐用年数も長くなります。
点検の様子~外れかかった棟板金と色褪せたスレート屋根
約10年前に屋根塗装されたというスレート屋根です。環境的に厳しいところなのでしょうか。ちょっと傷みが激しい気もします。この時期に屋根塗装を検討したのはラッキーだとでしょう。ここで塗っておけば、10年とはいいませんが、あと8年近くはもちます。屋根の上の板金が浮き気味なので、ここも修理が必要です。
施工の様子~ファインパーフェクトベストによる屋根塗装
今回は他の工事で使ったという足場がありましたので、こちらを使わせていただきました。ますば高圧洗浄からです。お施主様は「塗った当時はもっと黒かった」とおっしゃっていたスレート屋根ですが、やはりそれだけ傷んでいたのでしょう。高圧洗浄を終えると、すっかりと塗膜がかなり落ちしてしまい、かなり白くなってしまいました。
高圧洗浄後、屋根が乾きましたら、シーラーで下塗りを行っていいきます。今回は築20年以上経過しているスレート屋根ということでベスコロフィラーを使用しました。ベスコロフィラーは傷んだスレートに浸透し、強化してくれるという下塗り材です。耐用年数も伸ばしてくれます。
仕上げに使用する塗料は日本ペイントの『ファインパーフェクトベスト』です。ラジカル制御形塗料と呼ばれるもので、紫外線によって劣化しにくい塗料となります。そのため耐用年数も長めとなります。もちろん、ファインパーフェクトベストより、長持ちする塗料もありますが、コストパフォーマンスで較べると、にファインパーフェクトベストが優れていることが分かります。
最後の工程の上塗りです。ほとんどの場合、塗装は下塗り1回、中塗りと上塗りの仕上げ塗り2回、計三回塗りで仕上げます。塗る回数が多い方が持ちも良くなったり、仕上がりも綺麗になったりしそうですが、実は違います。塗る回数が多いと乾燥するまでに時間がかかるので、却って脆弱となり、長持ちしないこともあります。
竣工、ファインパーフェクトベストによるスレート屋根塗装
ファインパーフェクトベストによるスレート屋根塗装が竣工しました。お客様の屋根は斜線規制のためか、途中で勾配が変わる腰折れ屋根です。珍しい屋根なので、これからも大事にしていただければと思います。
記事内に記載されている金額は2020年04月21日時点での費用となります。
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